60th Anniversary Lamborghini Dayを鈴鹿サーキットで開催

Shunichi UCHIDA



いよいよハイブリッド化に舵を切る


さて、最後に報道陣に対しヴィンケルマン氏はいくつかのサプライズを用意してくれていた。それは今後のランボルギーニに関することなので、ご紹介しておきたい。

まずはアヴェンタドールの後継車だ。60周年の今年にデビューするこの車は、「ランボルギーニ初のハイブリッドで、V型12気筒の自然吸気と組み合わせたもの。アヴェンタドールよりもさらにパワフルでサステナブルです。ハイブリッド化とは、より速く、より俊敏で、そしてよりサステナブルな車にすること。残りの情報は、3月の末に発表時にお知らせしましょう」。さらに特別仕様車も用意される。それは。「4月の上海ショーが終わるくらいに正式発表する60周年に絡めたウラカンの特別仕様車です」

そして、ランボルギーニ50周年記念のイベントではワンオフのエゴイスタが発表された。それと同様に60周年では2024年春から挑戦するレースカーがアンベイルされる予定で、LMDh(ル・マン・デイトナ・h ”Le Mans Daytona h")のマシンだ。「これはランボルギーニにとっての本当に大きな1歩です」とヴィンケルマン氏。もともとフェルッチョ・ランボルギーニはレースには否定的であった。しかし時代は変わり、「いまレースは非常に重要で、15年前からレース活動を始めました。スーパートロフェオに始まり、GT3に参戦。そして次のステップを踏む段階に来たわけです。レースはテクノロジーをテストする重要な場です。そこで60周年の記念に次のレースカーを発表する予定にしたのです」とコメントした。

60周年を迎えたランボルギーニ。今年から電動化戦略として次々にハイブリッドモデルを投入し、2024年のウラカンにてフルラインナップのハイブリッド化は完成するという。これからもランボルギーニは様々なテクノロジーを搭載し、より速く、より俊敏で、そしてよりサステナブルな車を作り続けていくに違いない。




文・写真:内田俊一 Words and Photography: Shunichi UCHIDA

内田俊一

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