三浦半島に200台以上の「名車」が集まった!車ファンに愛されるカフェが初のイベントを開催

Octane Japan

早朝から好天に恵まれ、風もなく(いつもはかなり吹いているのに)それに暖か。まさに小春日和と呼ぶに相応しい絶好の天気のもと、12月3日に三浦半島に新旧取り混ぜた名車が200台以上も集結した。会場となったのは相模湾や富士山、湘南を望む岬に広がる自然豊かな場所、2023年4月にリニューアルオープンした「長井海の手公園 ソレイユの丘」だ。

名付けて「三浦半島に集まる名車たち」というイベントで、主催したのは同じ三浦にあって、日頃から車ファン、バイクファンのメッカ的存在のリバイバルカフェである。同店の開業5周年の記念イベントとして開催されたもので、やはりリバイバルカフェを通じて知り合った仲間などを中心とした車が集まっていた。

大きな特徴は、「名車」という括りにしたこと。多くのクラシックカーイベントにありがち(それも大事ではあるが)な、年式による制限がなかったことだ。従って、かなり新しいモデルまでいたことが、ある意味で親しみを持ちやすいイベントだったように感じた。イベントの当事者に聞いてみたところ、告知をしてからかなり早い段階で想定した数を上回ってしまい、お断りをせざるを得なかった参加希望者もいたとのことなので、初開催にもかかわらず大盛況だったことが伺える。







リバイバルカフェのオーナー三崎由湖さんは旧い英国車、トライアンフ・スピットファイアのオーナーでもあり、イベントに際し作られた素敵なポスターにそのトライアンフの姿が描かれ、ポスターそのものをつい欲しくなるほどのもの。彼女ををサポートするメンバーも素敵な方揃いで、お店を訪ねてもいつも笑顔が絶えず、お店自体がリピートしたくなる場所でもある。





参加車両は国を選ばず、年式も選ばない。特別参加の中には最新のダラーラ・ストラダーレがいたし、一般参加にも比較的新しいアルフェロメオ4Cなどが複数台来ていた。





今回は筆者自身が参加者であったため、あまりじっくりとは見て回れなかったのだが、2台ほど刺さった車があった。そのうちの1台はミニである。なんだミニか!とは言わないで欲しい。まず初期型の998ccのマーク1クーパーであること。そして肝心なのはその車がミニのワークスドライバー、スモーキーローズこと、ジョン・ローズのプライベートカーであったことだ。珍品である。



もう1台も同じイギリス車で恐縮だがトライアンフGTR4 Doveである。日本に生息するのはこれ1台だけ。そもそも生産が僅か43台と言われる超稀少なモデルである。

ほかにも名車と呼べる車が綺羅星のごとく展示されていた。今回はリバイバルカフェ5周年の記念イベントだが、果たして次はあるのだろうか。オーナーご本人にお聞きしたところ、これと明確に決まっているものはないそうだが、七五三的な感覚で開催出来ればと思っていますとのことだった。

このイベントのためにリバイバルカフェの5周年と、『オクタン日本版』の10周年を記念した限定コラボレーションステッカーを製作。ステッカーは参加者にプレゼントされ、大好評であった。

文:中村孝仁 Words: Takahito NAKAMURA

中村孝仁

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