ポルシェスポーツカー誕生から75年を祝して、世界各地でイベントを開催!

Porsche

フェルディナンド・ポルシェの長男であるフェリー・ポルシェが「ポルシェ356 “No.1”ロードスター」を製作したのは1948年のこと。本年2023年は、ポルシェスポーツカーの誕生から75年を迎える記念の年となることから、ポルシェは「ポルシェビジョン357」を発表し、世界各地で記念イベントを開催することを発表した。



一連の記念行事は、1月27日にベルリンの「DRIVE. Volkswagen Groupフォーラム」での「Driven by Dreams. ポルシェスポーツカーの75周年」で幕を開けた。

“Driven by Dreams”は、ポルシェブランドの本質を定義し、ポルシェを支える人々が世界中のカスタマーの夢を叶えるために日々取り組んでいるアプローチを表す言葉でもあるという。



ポルシェAGの取締役会会長であるオリバー・ブルーメ氏は「私達は伝統を誇りに思っています。それは、未来の成功のための基礎となります。私達はポルシェの伝統を革新と進歩に結びつけ、ポルシェの比類のない物語に、新たに特別な瞬間を加え続けています」と説明している。

その代表的な例が、ベルリンで初公開されたポルシェビジョン357だ。368kW(500PS)を発生する718ケイマンGT4 RSのプラットフォームをベースにしたポルシェビジョン357は、ポルシェ356へのオマージュであり、なおかつライトまわりに見られる未来的なデザインを併せ持つスタイルを特徴としている。



「私達は、ポルシェビジョン357という非常に特別なバースデープレゼントを造りました。これは、ポルシェ356をベースにしたデザインDNAの重要性を強調しています。このコンセプトスタディは、過去、現在、未来を論理的に融合する試みです。プロポーションは歴史的モデルを連想させ、ディテールは未来への展望を視覚化します」と、スタイルポルシェ責任者のミヒャエル・マウアー氏は述べている。

今後も75周年の記念行事は世界各地で展開される予定だ。2月23日から26日までシュトゥットガルト郊外で開催されるクラシックカーカルチャーの代表的な見本市「レトロクラシック」にて、また6月9日には、シュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンのポルシェミュージアムで、大規模な特別展が開催される。ポルシェドイツは、このアニバーサリーのハイライトとして6月10日と11日にホッケンハイムリンクで“Festival of Dreams”(夢の祭典)を開催するといい、同地のポルシェ・エクスペリエンスセンターでは、ブランドの歴史、現在、未来が展示される予定となっている。

さらに、「ポルシェスポーツカーの75周年」の特別展が、ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館、世界で最も標高の高い自動車展示場となるグロースグロックナー山、ルツェルンのスイス交通博物館でも行わる。

また、 “Driven by Dreams”の展示資料は、アニバーサリーのために特別にデザインされた「ヘリテージトラック」によってヨーロッパと米国の60ヶ所以上でのキャラバンが予定されているそうだ。

世界各地での活動の締めくくりは9月28日から10月1日までカリフォルニアで開催される「レンシュポルト・リユニオン」となっている。2023年はポルシェ911の60周年でもあり、なおかつル・マン24時間レースの100周年でもある。世界各地で年間を通じて展開される記念イベントは、ポルシェオーナーならずとも心躍るものになるだろう。

オクタン日本版編集部

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