H.モーザーの技術力が詰め込まれた100本限定の最新作|パーペチュアルカレンダーに、さらに複雑なカレンダーを追加

H. Moser & Cie.

H.モーザーは、高い評価を受けた同社のパーペチュアルカレンダーをさらに追求し、より複雑な機構を組み込んだ新作モデルとして、「エンデバー・チャイニーズカレンダー リミテッドエディション」を発表した。本モデルは太陰暦を基本としながら太陽の動きも取り入れた中国の太陰太陽暦と、太陽暦のみのグレゴリオ暦を組み合わせたものとなっており、12年間もの長い間、一度も修正することなく月の満ち欠けと中国の十二支を表示できるという高い技術力を誇るウォッチとなっている。



エンデバー・チャイニーズカレンダー 限定エディションは、12年間の太陰月数と日数、閏月、太陰年、それに対応する十二支、月の満ち欠け、グレゴリオ暦の日付まで考慮して製造されている。

ちなみに市販されている他社製の太陰太陽暦カレンダーは12年の間に70回以上もの手作業での修正を必要とするのに対し、本モデルは外部からまったく手を加えることなく、12年の間続けて作動する初めてのムーブメントなのである。並行して作動し、フィーラーを使って太陰太陽暦の月数と日数に関する情報を伝える2つのカムが作動することで、この偉業を達成している。



なお、本モデルに対してH. モーザーの CEOであるエドゥアルド・メイラン氏は、以下のようにコメントしている。

「今回のエンデバー・チャイニーズカレンダー限定エディションは 2つのパートナー会社間の相乗効果によるもので、中国で使われる太陰太陽暦の複雑さはそのままに、操作性、視認性に優れ、調整も容易な、エレガントで洗練されたモデルです。市販されている、表示が極めて複雑で視認性に欠ける他社製の同種の時計とは異なり、ミニマリスティッ クでエレガントな美しさを備え、中国の伝統文化を現代的かつ西洋風に解釈したモデルとなっており、非常にオリエンタルなデザインが特徴です。その美しさだけで国境や文化の違いまでも超える大きな成功をもたらすものと確信しています」

エンデバー・チャイニーズカレンダー限定エディション
リファレンス 1210-0400、自動巻キャリバーHMC 210、振動数: 21,600 振動/時、33石、パワーリザーブ:約3日間、ラチェット式両方向自動巻きシステム、直径:40.0mm、厚さ:13.0mm、5Nレッドゴールドモデル、ミッドナイトブルー フュメダイアル、時・分表示、6時位置のスモールセコンド、12時位置に太陰太陽暦の年と閏月の表示、太陰太陽暦の月を示すレトログラード表示、太陰太陽暦の日付と月の満ち欠けを示すレトログラード表示 、6時位置にグレゴリオ暦の日付表示、ブラウンのアリゲーター ストラップ、100本限定製造、2024年1月発売予定
予定価格:1091円2000円(税込)

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事