「より良い未来のためのデザイン」2068もの応募作品の中から、4組が受賞!|LEXUS DESIGN AWARD 2023

LEXUS

「Design for a Better Tomorrow(より良い未来のためのデザイン)」のテーマのもと、対 話と共創を通じて次世代を担うクリエイターの支援・育成を目的とした国際デザインコンペティシ ョンを開催しているLEXUS。今回で第11回となる本アワードでは、63の国と地域から集まった2068点もの作品応募があった。

コンペティションの評価観点として挙げられているのは、LEXUSが掲げる3つの基本原則である「Anticipate(予見する)」「Innovate(革新をもたらす)」「Captivate(魅了する)」に加えて、「Enhance Happiness(そのアイデアがいかに人に幸せをもたらすか)」という観点。そして、今回全ての応募作品の中から選出されたのは、評価を満たしたスウェーデン出身のパヴェルス・ヘッドストロム氏、中国出身のジャーミン・リュウ氏、ヴィンセント・ライ氏(シンガポール出身)とダグラス・リー氏(カナダ出身)による“Temporary Office”、そして韓国出身のパク・キョンホ 氏とホ・イェジン氏のペアであった。

パヴェルス・ヘッドストロム氏

ジャーミン・リュウ氏

ヴィンセント・ライ氏とダグラス・リー氏

パク・キョンホ 氏とホ・イェジン氏

今回見事入賞した4組は、世界の第一線で活躍するトップクリエイターと対話を重ねながら、約3ヶ月の時をかけてアイデアをブラッシュアップする貴重なメンターシップの機会を得ることができるといい、メンターたちと共に典の一部である制作支援金を活用して、自身の提案を具現化したプロトタイプ制作に取り組むという。

Fog-X /パヴェルス・ヘッドストロム氏
空気中の霧を集めて1日に10リットルもの水を確保し、テントにも拡張可能なモバイルデバイス。水不足問題を抱える世界中の乾燥地帯でも、このデバイスを使用して水を確保することができる。

Print Clay Humidifier /ジャーミン・リュウ氏
不必要になったセラミックを活用した、電力を必要としないサステナブルな加湿器。3Dプリンターで表面積の多いユニークな形状を作り出すことで、吸水性を高めている。片面がフラットな形状のため、壁や窓際に沿って設置することも、複数を組み合わせて広いスペースに設置することも可能な設計になっている。

Touch the Valley /Temporary Office
視覚障がいを持つ人が、触れた感覚を通して楽しみながら地形などを学べる3Dパズル。隣り合うピースの形状を組み合わせていく過程で、パズルに触れた感覚から、その地域のスケールの大きさや雄大な自然環境をイメージすることができる。

Zero Bag /パク・キョンホ & ホ・イェジン
水溶性プラスチックに紙状の洗剤を組み合わせた新しい衣料用パッケージ。Zero Bagに入った新しい服をそのまま洗濯することで、パッケージはその特性により溶けて無くなり、不要なプラスチックゴミを減らすことができるほか、服の表面に付着した化学物質を洗い流すこともできる。

オクタン日本版編集部

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