アラスカからメキシコへ!1万2000キロをクラシックカーで走破するラリー

Octane UK

『Octane』がおすすめするイベントをひとつご紹介しよう。2023年の8月から9月にかけて開催される、「アラスカ・メキシコ・マラソン」という30日間にわたるラリーイベントだ。参加者は、アンカレッジ(アラスカ州)の荒野からバハ・カリフォルニア半島(メキシコ西部)の温暖なビーチまでの、3カ国・1万2000キロに渡るルートを縦断する。



ラリー・ザ・グローブは、ヒストリックカー・イベント業界では比較的新しいオーガナイザーだが、豊富な経験を持つチームによって運営される。代表を務めるのは、1981年の世界ラリー選手権 (WRC) ドライバーズチャンピオンであるアリ・バタネンその人だ。そしてラリーディレクターには、プロのコ・ドライバーのフレッド・ギャラガーが就任している。彼は6つの大陸でイベントをオーガナイズし、世界中のコースで現場監督を努めた経歴を持つ。さらに、COOは弱冠11歳にしてラリーナビゲーターを始めたという、マーク・アップルトンという顔ぶれだ。



非営利団体として運営されるこの主催者は、過去にはスコットランドや東アフリカなどの様々な場所でイベントを運営してきた。アメリカ大陸での初開催となる「アラスカ・メキシコ・マラソン」は、1976年12月31日以前に製造された車が対象だが、別途、1945年12月31日以前に製造された車を対象とするクラスも設けられる。レギュラリティーのセクションに加え、私有地やサーキットのテストコースも設定されており、2023年8月28日にアンカレッジからスタートし、グレン・ハイウェイとトップ・オブ・ザ・ワールド・ハイウェイに沿って進む。素晴らしい景色の中、3日間の総走行距離は1500km以上に及ぶ。しかも、ほとんどが未舗装路だ。

そして、カナダの国境まで進み、ブリティッシュコロンビア州のワイン農園を抜けた後に、やっと休養日を取ることができる。休息を取ったあとはアメリカへと向かう。森や山がひしめくワシントン州の荒野に入り、徐々にネバダ州とユタ州の大きな空の下へとやって来る。ここでコースは西に回り、カリフォルニアに入る。たった5日間で4つの州を抜け、その間に気温もどんどん上昇していく。



パームスプリングスのリゾートで休養日とウェルカムカクテルを楽しんだら、再び全員で南方を目指す。その日のメキシコまでの過程では、年季の入ったトラックを避けながら砂埃が舞う道路を進むことがミッションとなるだろう。太平洋沿岸からカリフォルニア湾へと進み、バハ・カリフォルニアのゲレロネグロといった町に立ち寄って、美味しい食事ともてなしを楽しもう。1カ月にわたるレース、そして冒険。友情が芽生えた一行が、最後に目指すのはサンルカス岬だ。そこはもう、バハ・カリフォルニア半島の端っこだ。クルー達は9月26日に到着することになっている。

こうしたロードトリップは、クラシックカーと共に体験できる、最も記憶に残る冒険といえるだろう。「アラスカ・メキシコ・マラソン」が最高の旅のひとつになることは、間違いない。


ラリー・ザ・グローブ
2023年8月28日〜9月26日
rallytheglobe.com

オクタン日本版編集部

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