思わず二度見したくなる!希少なネオクラシックのゲレンデヴァーゲン「ウルフ」

Auto Direct

今回は、見ても触れても乗っても楽しい、遊び心を刺激するような大変魅力的なメルセデス・ベンツ ゲレンデヴァーゲンを紹介したい。東京タワーのふもと、東麻布にショールームを構える輸入車販売店「AUTO DIRECT」に入庫した1990年 250GD ウルフだ。

モデルコード「W461」のゲレンデヴァーゲンは、通称”ウルフ”と呼ばれている。ドイツ軍がこれらの特定の軍用車に対して与えたコードネームに由来しており、ウルフの名がつくには折り畳み式のフロントガラスであること、オープントップであること、250GDであることといった条件が必要だ。



1989年にシャシーを大幅に更新し、フロントエンドを変更した新型W463が登場した後、W460の生産は1991年に終了、W461に切り替わった。W461は、W460と基本的に同じシャシーを持ちながら、パワートレインはW463、ボディはW460のものを採用している。W463がより快適で優れたドライビング・ダイナミクスを求める消費者を対象としているのに対し、W461は特に軍、公共機関、非政府組織向けに作られている。

250GDは、1981年にアルゼンチン軍に正式に軍用車として採用されて以降、オーストラリア、スイス、NATO、国連、ドイツと世界各国で正式採用されてきた。泥や岩、水中や雪など、あらゆる状況に対応できるように作られている。今回の車両はNATO軍で使用されていた250GDをフルレストア、ボディはもちろん、サスペンション、フレーム、エンジン、ミッション、クラッチ、ブレーキなど、およそ1000時間をかけて新車当時を超えるコンディションを復活させた1台となっている。リアにはスペアタイヤ、ジェリカンも装備され、ロングドライブにも出かけることができる。



オープンエアでの解放感も抜群なこの250GDウルフは、メルセデス・ベンツ Gクラスを専門に手掛けるアメリカのプロフェッショナルチームによりレストアが施されている。レストアチームの豊富な知識や情熱、技術のもと、この車両は1000時間近くかけて作られたオーダーメイドの傑作だ。

ちなみにこの車両は、2月19日(土)~20日(日)にパシフィコ横浜で開催されるクラシックカーイベント「Nostalgic 2days」に展示されるという。気になった方はぜひイベント会場で実車をご覧になってみてはいかがだろうか。

オクタン日本版編集部

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