吉田由美の試乗レポート!「ボルボ XC60の新スタンダード」~B5 AWD Inscription~

Photography: Ryota SATO



そして「XC60 B5 AWD インスクリプション」は、ギアセレクターがシフト・バイ・ワイヤとなり、ギアのマニュアル変速することが可能。しかもシフトノブがボルボのほかのPHEV(プラグインハイブリッド)モデルと同じく、スウェーデンのオレフォス社製のクリスタルガラスのシフトノブ。こちらは「XC60 B5」では「インスクリプション」には標準装備。ちなみにオレフォスのグラスは、スウェ―デン王室御用達のブランドで、ノーベル賞の晩餐会でも使われているのだとか。



もちろんボルボは安全装備にも力を入れていて、先進安全装備も充実。「City Safety(シティ・セーフティ)」という「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」も含まれる衝突回避や被害を軽減する装備のほか、「全車速追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「パイロットアシスト(車線維持支援機能)」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付きCTA(クロス・トラフィック・アラート)、「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線追突回避支援機能)」など16種類以上の運転支援機能「Intellisafe(インテリセーフ)」が全車標準装備というところがボルボらしい。



これらの機能は、危険な状態にならないとわからない機能もありますが、エンジンスタートスイッチを押すと、メーターパネル内に毎回一覧が出てくるので、そのたびに「この車は私のことを守ってくれるんだな」と実感します。ちなみにこれはこの車だけではなく、すべてのボルボ車でも同じですが。



ドライブモードは、エンジンを掛けると「コンフォートモード」に設定されているので、これがスタンダードの状態。ほかに「エコモード」「ダイナミックモード」「オフロードモード」「インディビジュアルモード」の5つ。アイドリングストップ走行中に2気筒を休止させて走行する「気筒休止システム」(CDA)を導入し、燃費を向上させています。ただし作動には、3000回転以下で走行し、速度は約30-160㎞/h以内であるという条件があります。

文:吉田由美 写真:佐藤亮太

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