東京都内初!EQシリーズ専売拠点「メルセデスEQ青山」がオープン

Motoki WATASE

ヤナセはメルセデス・ベンツの電気自動車を専門に取り扱うショウルーム「メルセデスEQ青山」(ヤナセ東京支店 青山ショウルーム)をオープンした。メルセデス・ベンツの電気自動車であるEQシリーズの専売拠点は国内で2店舗目で、東京都内では初。ヤナセとしても初のEV専用ショウルームとなる。

メルセデスEQ青山は青山通り(国道246号)沿いで、東京メトロ外苑前駅・青山一丁目駅からは徒歩2~3分。神宮外苑のイチョウ並木道のすぐ横という好立地だ。霞が関や虎ノ門といった都心部や、新宿や渋谷などの繁華街にもほど近い。セールススタッフのほか、EVの専門知識を持ったEQエキスパートが常駐し、顧客のニーズに応えてくれる。

青山通り沿いには駐車スペースが設置され、急速充電器が1基2口、普通充電器が1基設置された。店内には3台のEVが展示されるほか、ラウンジや納車室が併設されている。ショウルームが位置する「伊藤忠ガーデン」はSDGsを意識した飲食店などが並ぶ商業施設で、環境に敏感な人が集う場所となっており、EQシリーズの専売拠点にぴったりの立地だけに、相乗効果が期待できそうだ。



最大100kW(CHAdeMO)の急速充電器と、普通充電器を設置。都心の好立地だけに、EVユーザーにとって便利な場所になりそうだ。

オープンに先立って開催された開所式では、ツートンカラーが特徴的な日本限定30台の特別仕様車「EQS 450+ Edition1」が展示された。

メルセデス・ベンツは2019年の「EQC」日本導入以降、2021年には「EQA」、2022年には「EQB」「EQS」「EQE」とラインナップを増やしてきた。2023年に入っても「EQS SUV」「EQE SUV」が追加され、7車種12モデルとラインナップを充実させている。

ヤナセの吉田多孝社長は「乗用車販売の中で、EVの占める割合は2%程度だが、輸入車に限れば8%。近年は普及のスピードがとても速まっている。ヤナセとしても、100年に1度といわれる自動車ビジネスが激動する時代において、お客さまに支持され、選ばれるようにしたい」とコメントした。

またメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「日本ではまだEVのシェアは2%ほどですが、ドイツでは17%を超えている。メルセデス・ベンツは2030年に電動車両のみにするという目標に向けて、販売の現場がお客さまに対して電動化の意味や意義をお伝えする使命がある」と語った。

開所式に登壇した株式会社ヤナセの吉田多孝代表取締役社長執行役員と、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎代表取締役社長兼CEO。

EVに興味や関心はあるが、その魅力や長所をしっかりと理解しているとはいえないユーザーはまだまだ多いだけに、内燃機関車と比べて、どのような点が異なるのかを知ってもらうための施設はまだまだ増えていきそうだ。都心の超好立地という環境にあるメルセデスEQ青山は、これから重要な役割を担っていきそうだ。


文・写真:渡瀬基樹 Words and Photography: Motoki WATASE

渡瀬基樹

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