ラグビー発祥から200年、日本にラグビースクールジャパンが開校

Octane Japan

英国名門ラグビー校はエリザベス女王1世時代の1567年に設立されたイングランド最高峰の私立学校のひとつであり、「ザ・ナイン」と呼ばれる英国トップ9校の一角を占める。ラグビー校の卒業生の9割以上がオックスフォード大学やケンブリッジ大学などラッセル・グループの大学に進学するという超難関校として知られている。

またラグビー校は果敢なスポーツ「ラグビー」発祥の地としても知られており、今からちょうど200年前の1823年に、同校のウィリアム・ウェブ・エリス少年たちが、自主的にラグビーのルールを制定したことでも有名である。

近年、アジア各国においてインターナショナルスクールの設立が拡大していることは周知のこと。特に香港やシンガポール、上海などの大都市は積極的に英国から名門校の姉妹校誘致活動を進めているが、それに比較して東京首都圏は世界最大級の都市圏でありながら、世界的トップクラスと呼べるインターナショナルスクールは皆無であった。それが外資系企業の進出や高度の専門技術をもつ研究者等の招致に大きな足かせとなっていることも指摘されている部分もある。


 
ラグビースクールジャパン(RSJ)は英国本校と同様に、英国発「A-Level」カリキュラム履修と卒業資格を通して、全ての生徒が日本国内外大学への進学を目指す国際的な学習環境づくりを目指すという。長いラグビー校の歴史の中で育まれた優れた教育的理念と実践の理念と伝統に基づいて、主体的な人格形成を促し、国際人を育成することを目的とする。

RSJの初代校長には、英国ラグビー校で14年間の教育指導と学校運営経験をもつトニー・ダービー氏が就任。三井不動産株式会社、国立大学法人千葉大学、CEAMS合同会社が協力して、千葉県柏市への誘致を進めた。



RSJが位置する柏の葉スマートシティでは国際学術研究都市・次世代環境都市に向けた街づくりを進めており、近隣の千葉大学や東京大学および各先端領域研究者との交流によって学校の枠組みを超えた連携を行っていく。



Library(図書館)

開校は2023年9月であり、すでに多くの生徒が学び始めている。国際規格のラグビー場はもちろん、テニスコートや25m6レーンの屋内温水プールといった運動施設のほか、ブラックボックスシアターという演劇場、英国国会様式のディベートチェンバー、英国伝統のダイニングホールやボーディングハウスなど、特徴ある不随施設も魅力的だ。

Webb Ellis(ラグビー場)





Debate Chamber(ディベートルーム)

Drama Studio(演劇室)

オクタン日本版編集部

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