心を揺らすデザインに触れる展示会「心のレンズ」「感覚する構造- 力の流れをデザインする建築構造の世界 -」

ジャデ・ファドジュティミ「Undeparted thoughts」2022 © Jadé Fadojutimi. Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery / Photo: Eva Herzog

倉庫会社である寺田倉庫株式会社が作家やコレクターから預かっている貴重なアート作品を公開する芸術文化発信施設として運営している「WHATMUSEUM」をご存じだろうか。ここでは「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というコンセプトで、毎回様々な展覧会を実施している。今回は2023年9月30日(土)より新たに始まる2つの展覧会を以下にご紹介しよう。


-TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展


ヴィルヘルム・サスナル「Untitled」2022
Wilhelm Sasnal, Untitled, 2022, oil on canvas, 228.6 × 302.3 cm, © Wilhelm Sasnal, courtesy Sadie Coles HQ, London


本展覧会で鑑賞するができるのは、 IT分野を手がけるビジョナル株式会社 取締役 CTOの竹内真氏が約5年前から収集を行っている現代アートと家具のコレクション約33点。イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家から、ヴィルヘルム・サスナル、ジャデ・ファドジュティミ、加藤泉、大山エンリコイサムなど、現在注目を集める作家の作品を家具とともに幅広く収集しているのが特徴だ。

展覧会の中ではシャルロット・ペリアンの椅子に座りながらアート作品を鑑賞することができるという嬉しい演出も用意されている。

スターリング・ルビー「TURBINE. RED RIDING HOOD.」2023
© Sterling Ruby. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Robert Wedemeyer


TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展
会期:2023年9月30日(土)~2024年2月25日(日)
会場:WHAT MUSEUM 2階 (〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11時~18時(最終入館17時)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
入場料:一般 1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
※チケットはオンラインにて事前購入可能
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
展覧会パスポート 2,500円(本展と同時開催中の展覧会が鑑賞可能)
※当ミュージアムの「建築倉庫」では、建築家や設計事務所からお預かりした
600点以上の建築模型を保管しており、その一部を公開しています
料金:建築倉庫入場料 700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入場料)2,000円
主催・企画:WHAT MUSEUM
企画協力:TAKEUCHI COLLECTION
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/takeuchi-collection



「感覚する構造 - 力の流れをデザインする建築構造の世界 -」

「薬師寺西塔 構造模型」縮尺 1/10
指導:川口衞、阿部優 模型制作:荒井和雄、碓井克彦、遠藤光男、大崎昇、岡田憲二、木内隆行 所蔵:明星大学 建築学部 松尾智恵研究室
photo by Kenji Seo


本展示では、1923年の関東大震災から100年が経過した本年、改めて人類が自然の力が及ぶ世界に生き、さらには地球という重力空間において、建築における力の流れをどうデザインしてきたのか?を改めて考える事がテーマとなっている。



構造デザインについて、模型を介して体感から理解を深める展覧会、として企画されており、鑑賞者自身が構造模型を通して構造デザインという創造行為の可能性とその哲学を体感することができる。

また、40点以上もの構造模型を鑑賞する事ができるので、膨大なインスピレーションを受ける事ができるだろう。

「浄土寺浄土堂 模型」縮尺 1/50
所蔵:東京大学総合研究博物館 写真提供:東京大学総合研究博物館 模型制作:平山貴大


「感覚する構造 - 力の流れをデザインする建築構造の世界 -」
会期:前期 2023年9月30日(土)~2024年2月25日(日)
※後期 「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」は 2024年春より開催予定
会場:WHAT MUSEUM 1階(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11時~18時(最終入場 17時)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
入場料:一般 1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料
※同時開催の TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展の観覧料を含む
※チケットはオンラインにて事前購入可能
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
展覧会パスポート 2,500円(本展と同時開催中の展覧会とセットで鑑賞可能)
※ミュージアムの「建築倉庫」では、建築家や設計事務所から預かった600点以上の建築模型を保管しており、その一部を公開しています
料金:建築倉庫入場料 700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入場料)2,000円
主催:WHAT MUSEUM
企画:WHAT MUSEUM 建築倉庫
企画協力:犬飼基史、富岡庸平
展示協力:吉野弘建築設計事務所
会場グラフィック:榊原健祐
キービジュアルデザイン:関川航平
映像:瀬尾憲司
模型制作協力:株式会社ラムダデジタルエンジニアリング
部材製作協力:株式会社竹田木材工業所
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/sense-of-structure_first-term



WHAT MUSEUM
https://what.warehouseofart.org/

オクタン日本版編集部

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