ロータスの新世代を彩る期待の第一弾は、フルサイズの完全電動SUV!

Octane Japan, LCI Limited

2002年の設立以来20年以上にわたってロータスのインポーターを務めてきたエルシーアイは、ロータスブランド75周年となる本年2023年9月1日、ロータスとして初の電動SUVモデル、エレトレを発表した。

ロータスといえばライトウエイトかつハンドリングの良さで定評のあるスポーツカーブランドだが、エレトレは全長5103mm×全幅2135mm×全高1630mmという立派なフルサイズSUV。さらにホイールベースは3019mmという超ロングタイプとなっている。室内、ラゲージ共に広々として実用的であり、スポーツなどのアクティブユースから多人数でのファミリーユースなど、マルチに使える用途の広さが魅力だ。エクステリアはエミーラやエヴァイアから繋がるポーラスデザインを踏襲しており、えぐられたようにシャープなラインが特徴である。





ロータスの新しい歴史を刻み始めるエレトレは、まず企画開発はイギリス・へセルにあるロータス本社が担当。ロータステクノロジーイノベーションセンター(ドイツ・ラウンハイム)において、スウェーデンのエンジニアリングチームとともに耐久試験など様々な開発を行ってきた。製造は中国の武漢に新設されたファクトリーで行われており、もちろんグループ内他ブランドのEVナレッジが共有されていないわけがない。正にグローバルマニュファクチュアリングの賜物といえる車である。

ロータス新世代モデルの第1弾と言えるエレトレのラインアップは、最高出力612psの「エレトレ」および「エレトレS」、および918psの高性能バージョン「エレトレR」の3グレードとなる。

ちなみにエレトレの最大の魅力は、実はボディパッケージではない。バッテリー容量はいずれも112kWh。急速充電に要する時間はわずか20分とされており、設備さえ整っていればほぼストレスなくロングドライブを楽しむことができる。





乗車定員は5人乗りだが、エグゼクティブシートパックというオプションを選べば、後席をキャプテンズチェアにした4人乗りを選ぶことができる。テクニカルデザインはパフォーマンス重視。コネクティビティやインフォテインメントも最先端が投入されている。ロータスとのコラボレーションを進めるKEFのオーディオシステムも美しい。

モデル名の「Eletre」は、ロータスの伝統に従ってEで始まるが、その意味はハンガリー語で「命を吹き込む」という意味も持つらしい。新しいロータスに期待したい。



【エレトレS】
最高出力 612PS(450kW)
最大トルク 710N・m(72.4kgf・m)
最高速度 258km/h
0-100km/h加速 4.5秒
充電走行距離(WLTPモード)600km
車両本体価格(税込)23,320,000円

【エレトレR】
最高出力 918PS(675kW)
最大トルク 985N・m(100.4kgf・m)
最高速度 265km/h
0-100km/h加速 2.95秒
充電走行距離(WLTPモード):490km
車両本体価格(税込)25,850,000円

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事