門外不出のスカイラインGT-R|長谷見昌弘が駆ったマシンがオークションに!

RM Sotheby’s



ハセミモータースポーツのJGTC参戦車両も!


そして、出品されていることに驚いたのは、ハセミモータースポーツがNISMOと共同で製作した1994年式「JGTCC-GT1」だ。1994年JGTCにおいて長谷見昌弘がドライバーズチャンピオンシップで総合2位を獲得したマシンそのもの。また、同年に開催された第1回十勝24時間レースでR32スカイラインとして唯一、国内24時間耐久レースで優勝を果たしてマシンでもある。







この車両は最終戦終了後、ハセミモータースポーツによりリフレッシュが施され、チーム事務所内に展示されてきたもの。その後、東京在住の現オーナーが1996年にこのマシンを購入し、レーシングカーを集めたプライベートミュージアムに収められたという。

26年にわたる所有期間中、このマシンはほとんど一般に公開されることなく過ごしてきた。1994年のレース仕様から手は入れられていないのでREINIKエンジン、ECU、エクストラック製シーケンシャル・トランスミッション、APブレーキシステム、ボディワーク、足回りなど、レースで活躍した主要部品がそのまま残っているばかりか、ボディには最終戦のステッカーも貼られたまま。オリジナルのフューエルブラダーのみ、アルミタンクに交換されている。


三台の日産スカイラインGT-Rの落札予想価格は公表されていないが、最低落札価格も設定されていない。景気の先行き不透明感から最近、中古高級腕時計の価格下落が取りざたされている。三台の日産スカイラインGT-Rのみならず、モントレーで開催される高級車オークションの落札結果は、今後の中古車相場にまで影響を及ぼすのではないか、と個人的には注目している。


文:古賀貴司(自動車王国) 写真:RM Sotheby’s
Words: Takashi KOGA (carkingdom) Images: RM Sotherby’s

文:古賀貴司(自動車王国) 写真:RM Sotheby’s

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