エンツォ・フェラーリが愛したあのレストランがリニューアルオープン

Ferrari

フェラーリの歴史の証人ともいえるカヴァリーノ・レストランが今年6月にリニューアルオープンした。マラネロのファクトリー正面にあるこのレストランは、1942年にエンツォ・フェラーリがその土地を手に入れ、1950年に正式にオープンした。以来、このレストランでエンツォはスタッフやクライアントと打ち合わせをしたり、親しい友人と個室でランチを共にしたりした。その中には、1945年にフェラーリ125Sを設計したジョアッキーノ・コロンボも含まれている。

その後何十年にもわたり多くの著名なゲスト、たとえばオランダのベルナルド王子、リリアナ・デ・レシー王女、3度の世界チャンピオンであるジャッキー・スチュワートなどがこのレストランを訪れた。1987年には、エンツォ・フェラーリが、バーニー・エクレストンとジャン-マリー・バレストルとF1のルール改定に関する会談をおこなった場所としても知られている。

このたびリニューアルされたカヴァリーノ・レストランは、従前の雰囲気を保持しながらも、ノスタルジーに浸ることなく、「オステリア・フランチェスカ―ナ」のオーナーシェフであるマッシモ・ボットゥーラによる現代的な解釈も採り入れられている。カヴァリーノは、フェラーリとオステリア・フランチェスカーナへの情熱を共有する人々、つまりフェラーリを愛する人や顧客のみならず、食通の人々や地元住民が集える場所となっている。



モデナで生まれ育ったマッシモ・ボットゥーラは、カヴァリーノを「モデナ料理を生き生きとさせる新しいビジョンとその方法を体現するもの」と表現している。カヴァリーノでは、伝統にフォーカスをし、地域の歴史とアイデンティティに現代的な解釈が加えられ、最高の状態が引き出された料理が供される。モデナのお祖母ちゃんの味を継承し、ボットゥーラ曰く「それは、すべての料理の裏に物語がある、美味しく、健康的な料理です。誰もが共感できる料理です」というものである。



オステリア・フランチェスカーナで13年間修行したモデナ人シェフのリカルド・フォラパーニがキッチンを統括。ダイニングルームは、国際的経験豊で2016年にベスト・ヤング・メートル・ディタリアの称号を授与されたルイス・ディアスが指揮を執る。

新しい赤いファサードのある古い農家の建物の入口からは、レストランの部屋が一連のアーチでつながっている。



床は伝統的なテラコッタタイルで覆われており、アイロンがけのテーブルクロスのように、チェッカーボードパターンで土とアイボリーのタイルが交互に並ぶ。また、壁に飾られた写真、ポスター、お土産、記念品の珍しいコレクションからは、フェラーリのこれまでの物語を知ることができる。



2階のバルコニーからの眺めも最高だ。屋上テラスの2つのプライベートラウンジに隣接したバルコニーからは、マラネロで最も有名な通りにある、かの工場の正面玄関を直接眺めながら、屋外で食事を楽しむことができるのだ。

エンツォが暖炉の前に座ってレースを見ていた場所も、エンツォ・ルームとして再現されている。マラネロを訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたい場所だ。

カヴァリーノ・レストラン
Via Abetone Inferiore、1、41053 Maranello MO
www.ristorantecavallino.com
Instagram:@FerrariStyle
営業時間:月曜日から日曜日、ランチとディナー

オクタン日本版編集部

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