土砂降りの3日目。自分が濡れてもルートブックだけは濡らさない!|ミッレミリア2020現地レポート④

Photo: Sumiko Kokonno

ミッレミリア3日目は雨の中でのスタートだった。参加者は幌を装備するなどスタート前の準備は慌ただしく過ぎていく。その忙しい中、現地から爰野さんが送ってくれたレポートがこちら。


道中も土砂降りの様相である。動画を見るとわかるように、浸水してしまうのではないかというほどの雨だ。




「横から入り込む雨で自分が濡れても、ルートブックだけは守る!」と爰野さん。このレースに賭ける気持ちが伝わってくる。それにしても寒そうだ…


ランチタイムよりも競技を優先して、食事を取り損ねてしまったそうだ。言葉の壁があり、案内を聞き逃した可能性もあって内心は不安も募っていたというが、つかの間の休憩タイムにはエスプレッソを楽しむ様子も送ってくれた。


とにかく過酷な一日で、レース中の写真を撮る余裕もない雨の3日目。走行中の写真はレポートに含まれていないが、こういったリアルなチャレンジの様子を随時届けてもらえることで応援にも熱が入るというものだ。1日目のリザルトは354台中の55位、2日目は54位、そして最終目標は50位以内と宣言して大雨の中でも奮闘した爰野さんペア。この日のゴール地点のパルマへ無事に到着することができたという知らせを受けて、まずは一安心。さすがに表情に疲労の色がにじんでいるようにも見えなくもないが、3日完走を祝して笑顔で乾杯!



ミッレミリアの公式サイトに3日目のリザルトが出ていたので確認したところ、爰野さんペアには16,500ポイントのペナルティが課されて順位は141位となっていた。前述の「言葉の壁で案内を聞き逃した」という部分で何かハプニングがあったのかもしれないが、現時点で編集部では詳細はわからない。いずれにしても、泣いても笑っても次は最終日だ。無事に完走することを祈りながら日本からエールを送りたい。


ーー2020.10.25 17:00追記ーー
16,500ポイントものペナルティは、やはり言葉の壁による競技時のミスコミュニケーションによるものだった。あきらめることなく「できる限りのことはする。打てる手は尽くす」と、翌朝に経緯をオフィシャル側に説明することにした爰野さん。朝早めにスタート会場へ入って担当者を探し、話を聞いてもらえる人を見つけ、翻訳機能を使いながら経緯を紙に記して提出することができた。

この申し立てがどこまで受理されるかは現時点ではわからないが、最後まであきらめずに手を尽くし切ったことで、折れそうになっていた心を切り替えることができたという。「これは神様がくれた試練、チャンス」と捉えてポジティブに行動し続ける爰野さんペアが、最終日に笑顔でゴールする姿を楽しみに応援しよう。

文:オクタン日本版編集部

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