FUELFEST2023が富士スピードウェイで開催!Lamborghini FEST by Octaneにはクラシックランボが集結!

Shinsaku YANO

音楽フェスや花火大会など、毎年お盆の時期は、日本中で大規模なイベントが開催されているが、octane.jp読者のみなさんは、どう過ごされただろうか。

お盆初日となる8月11日、『ワイルドスピード』をコンセプトにしたカーフェス「FUELFEST JAPAN」が富士スピードウェイに1年ぶりに帰ってきた。



FUELFESTは、もともとハリウッド映画『ワイルドスピード』で主演を務めていた故ポール・ウォーカー氏の弟コディ・ウォーカー氏がアメリカで始めた大規模カーイベントで、FUELFEST JAPANではワイルドスピードに登場するようなチューニングカーやスーパーカーはもちろん、オフロードカスタムやマッスルカー、中には自家用の消防車といったユニークな車まで、バラエティ豊かな車が集結した。



昨年はゲストとして、コディ・ウォーカー氏と、映画でハン役を務めたサン・カン氏が来日したが、今年はその2人に加えてさらにローマン役を演じたタイリース・ギブソン氏も来日。



ワイルドスピードファンが多く集まるイベントなこともあり、ピットビル前エリアにサン・カン氏が現れた時は、あっという間に人だかりができ、ワイルドスピードの人気とハリウッドスターのカリスマ性を改めて感じさせられた。

FUELFESTは、ポール・ウォーカー氏の弟であるコディ・ウォーカー氏がその遺志を継ぎ、これまでアメリカなど海外で開催されてきた。ワイルドスピードに出てくる「レースウォーズ」をそのまま再現したような雰囲気で、ワイスピファン垂涎のイベントである。また収益の一部は、故ポール・ウォーカー氏によって設立された非営利団体であるReachOutWorldWideに寄付される。日本での開催はコディ・ウォーカー氏と親交のある「株式会社 Kamiwaza-Japan」によって主催される運びとなった。



オクタン日本版では、FUELFEST JAPANのコンテンツの一つとして「Lamborghini FEST by Octane」を開催。東京都内では35度を超える酷暑だったにもかかわらず、エスパーダやジャルパ、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴなどのクラシックランボルギーニが10台以上集まった。 



参加車両の一台であるディアブロGTRは、なんとエアコンレスな上に、窓もほとんど開かない仕様になっており、会場まで自走でいらしたオーナー氏の漢気には感服だ。

コース上やピットビル前のエリアでも、デモランやムービーカーの展示など様々な展示や企画が開催されていた。







特にメインストレートを使って行われた「0-200m DRAG RACE」では、オーナー自慢のチューニングカーやスーパーカーが、200mをアクセル全開で文字通り“かっ飛んで”いき、サーキットならではの迫力満点な企画に会場は大盛り上がりであった。



Lamborghini FEST by Octaneに参加頂いたディアブロもドラッグレースに参戦。無事勝利を納め、ファイティングブルの底力を見せつけた。ゴール通過後アクセルが一時的に戻らずヒヤリとしたとオーナー氏は語っていたが、なんともクラシックランボルギーニらしいエピソードではないだろうか?

コース上ではデモランやドラッグレースだけでなく、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ氏によるスペシャルライブパフォーマンスも開催。「にんじゃりばんばん」を含む有名曲数曲を披露し、まさに「最&高」な空間を演出した。



イベント広場ではMAX織戸氏によるオリドパラダイス主催のイベント「夏だ!サマーパラダイスin FUELFEST」も開催。恒例の前止め選手権が行われ、腕に覚えのあるドライバーたちが勝負に挑んだ。



そして日が少し傾いてきた頃、メインコースではパレードランが始まった。数百台の魅力的な車が何百メートルも先まで続いている光景はまさに圧巻だ。オクタン日本版編集部はランボルギーニの最新モデル、ウルスSとウラカンSTOで、Lamborghini FEST by Octaneに参加頂いた一部のカウンタックやディアブロと並走した。



我々ランボルギーニ集団の少し前方では、これでもかというほど車高を上げ、地球上のどこでも走れるようなオフロードカスタムを施したカスタムハマーやオフローダーがホーンを鳴らして箱乗り走行をしており、異色すぎるとも言えるコラボであったが、これぞFUELFESTの醍醐味なのだろう。



車のイベントといえば大抵は車種やジャンルが限定されることが多い。それはそれで統一感があって素晴らしいのだが、ときにはFUELFESTのようなジャンルの垣根を超えて「とにかく車が好き!」という人たちが集まる多様性に富んだカーイベントも良いなと心から思わせてくれるイベントであった。



来年の開催ではだれがゲストに来るのか、どんな車がコースを滑走するのかワクワクする気持ちが収まらず、今から待ちきれないのは私だけではないだろう。

オクタン日本版編集部

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