『ワイスピ』ファン垂涎イベント「FUELFEST」が富士スピードウェイで日本初開催!

FUELFEST

8月11日、富士スピードウェイにて世界最大級のカー・ショー「FUELFEST」が日本初開催された。FUELFESTは、車好きが集まりそれぞれの持っているパッションを共有できる大規模カーイベントだ。日本中のチューニングカー、エキゾチックカー、パフォーマンスカー、スーパーカーが一堂に会し、来場者はカーショー、ドリフト、音楽、レースの融合を大いに楽しんだ。

FUELFESTは、映画『ワイルドスピード』シリーズで主演を務めたポール・ウォーカー氏の弟であるコディ・ウォーカー氏が発起人となり、これまでアメリカなど海外で開催されてきた。ワイルドスピードに出てくる「レースウォーズ」をそのまま再現したような雰囲気で、ワイスピファン垂涎のイベントである。また収益の一部は、故ポール・ウォーカー氏によって設立された非営利団体であるReachOutWorldWideに寄付される。日本での開催はコディ・ウォーカー氏と親交のある「株式会社 Kamiwaza-Japan」によって主催される運びとなった。



今回日本で初開催するにあたり、アメリカからはコディ・ウォーカー氏と、映画でハン役を務めたサン・カン氏が来日した。ローマン役を演じたタイリース・ギブソン氏も訪れる予定だったが、直前のPCR検査が陽性だったため、残念ながら今回のイベントへの参加は見送りとなった。他にも人気YouTuberのラファエル氏が来場し、参加者と共にイベントを楽しんだ。





メイン企画としては0~200m ドラッグ・レースや、200台のショーカーによるメインサーキットの走行会、約1,000台の車両によるパレードラン、ワイルドスピードの劇中車の展示などの多彩なコンテンツが用意された。

ドラッグレースでは、ポルシェ911VS フェラーリ458イタリアやランボルギーニアヴェンタドールVS ランボルギーニウラカンなど、約200台のチューニングカーやスーパーカーが対決。煌びやかな女性が旗を振り、2台が一直線にかっ飛んでいく姿は、ワイルドスピードの世界に入り込んだかと錯覚するほど迫力があった。





メインサーキットでのパレードランでは、午前中に200台のショーカーが、午後には1,000台の参加車両がメインサーキットを埋め尽くした。公道ではこの規模のパレードランは現実的には難しく、富士スピードウェイのような大きな会場だからこそ実現できた光景である。さまざまなジャンルの車がメインコースを次々に走っていく様子に、参加者たちは皆興奮を隠しきれない様子だった。



展示車両は劇中車だけに限らず、アメ車やスーパーカー、チューニングカー、アメリカンパトカーなど種類は多岐にわたり、日本の車趣味の幅広さを改めて感じることができた。



FUELFESTでの楽しみは車だけではない。今回のイベントでは、有名ラッパー¥ellow Bucksをはじめ、Mr.Low-DやVEGA-T、CORN HEADなどのミュージシャンたちによるライブも開催された。ワイルドスピードの映画の中でもヒップホップの曲が多く劇中歌として使用されており、彼らの音楽によってよりイベントの世界観が完成されたのは間違いないだろう。



日本初開催のFUELFESTは見たことのない情景を富士にもたらしてくれた。主催者の発表によると、当日の来場者数は3万3000人だったという。日本でもこれほどまでに熱いパワーが集まることにはただただ驚きである。来年以降もFUELFESTが日本で開催されることを期待したい。

オクタン日本版編集部

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