フォードの3気筒エンジンを搭載｜モーガンの新型「スーパー3」の特徴は？

Morgan

モーガンから、待望のニューモデル「スーパー3」がついに公開された。スリーホイラーの後継であるこの車は、パッケージング、デザイン、パフォーマンスを改善するためにゼロから構築されたものである。

モーガンの113年のレガシーを受け継ぐスーパー3は、まったく新しいアルミニウムモノコック構造を採用。乾燥重量は635kgという軽量スポーツだ。

スーパー3には、フォード製の1.5リッター自然吸気3気筒が搭載される。最適な重量配分のためにフロントアクスルの後ろに配置された新しいユニットは、前モデルと同じマツダ製の5段マニュアルを介して118bhp／110lb ftのトルクを発生し、その最高速度は130mphとなる。

スリーホイラーの魅力的なシルエットを維持しつつも、1920年代のV型2気筒エンジンを搭載したスリーホイラーとは対照的に、スーパー3のデザインは空気力学と機械的要件に触発されたジェット時代からインスピレーションを得ている。特にホイールのデザインはおそらく最も劇的な変化といえるだろう。

スーパー3の車内には、トレードマークのモーガン・デザインと「ミサイルリリース」のスタート/ストップボタンなどのスリーホイラー譲りの要素を備えているが、よく見ると多くのモダンなタッチが加えられていることがわかる。余分なものを排したダッシュボードにはデジタルディスプレイのメーターが組み込まれており、足元ヒーターなどの快適装備を選択することも可能だ。また、USBソケットに至るまで防塵性と耐水性を備えているというのは、オープンモデルにとってうれしいポイントだ。

モーガンによると、スーパー3は、200を超えるオプションとアクセサリーが利用可能だという。5色のカラーリングに、購入者が自国の国旗を追加したり、ラゲージの取り付けアレンジ、ドライバーやコ・ドライバーの名入れまで、カスタマイズの可能性は無限。コンフィギュレーターがすでに稼働しているため、自分で好みのスタイルをイメージすることもできる。

スーパー3のイギリスでの価格は41,995ポンドから。デリバリーは2022年6月から開始される予定だ。

オクタン日本版編集部

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