最高速度323km/hを実現!フェラーリ テスタロッサが現代技術で蘇る

Pietro Martelletti

クラシックカーであるポルシェ911をレストアすると同時に現代の基準に合わせてアップグレードする、いわゆるレストモッドを行う会社は数多く存在する。シンガー社はその中でも特に有名な会社ではないだろうか。

しかし、ポルシェ以外のメーカーのクラシックカーに目を向ける会社も徐々に増えてきており、レストアモデラーの間で人気が高まっているブランドのひとつがフェラーリだ。

これまでに紹介したフェラーリのレストアモデルには、モトテクニーク388RML250GT SWBレストモッド、そして有名なフェラーリコレクターであるデイビッド・リー氏が改造したDinoなどがある。

今回、スイスのオフィチーネ・フィオラヴァンティ社がフェラーリ・テスタロッサのレストアモデルを公開した。



正式名称は「The Testarossa by Officine Fioravanti」で、テスタロッサのアイコニックなルックスはそのままに、エアロダイナミクス、シャシー、パワートレインなどをアップグレードしている。

オリジナルの4.9リッターV12エンジンに改良を加え、最高出力510ps、最大トルク442lb-ftを発揮し、最高速度323km/hを実現した。初代テスタロッサの最高出力は約380ps、最高速度は290km/hだった。オフィチーネ・フィオラヴァンティのバージョンのV12は、ドライバーが出力を調整できるコントロールも備えている。





また、軽量化のためにチタンで作られた調整可能なエグゾーストシステムも追加されている。オフィチーネ・フィオラバンティは、このレストアモデルの総重量を、ノーマルのテスタロッサよりも120kg近く減らしたと話している。

その他、安全性や走行性の向上を目的としたメカニカルなアップグレードも行われた。ブレンボ製のブレーキ、オーリンズ製のダンパー、調整可能なアンチロールバー、最新のABSとトラクションコントロールが装備されている。また、擦り傷から車を守るためにノーズを持ち上げるシステムも搭載されている。ホイールはオリジナルの16インチからフロントが17インチ、リアが18インチに変更されている。



エクステリアにはほとんど手が加えられていないが、アンダーボディは空力特性を向上させるために密閉されている。インテリアも徹底的に改良されている。新しいレザーを使用し、一部の古いプラスチック部品を金属製のものに交換している。また、新しいオーディオ・システムが追加され、上述の項目を調整するためのコントロールも追加。オフィチーネ・フィオラバンティでは、Bluetoothで携帯電話に接続する1980年代スタイルのカーフォンも追加されており、電話をかけるときも受けるときも、80年代の雰囲気を損なわないようなスタイルになっている。





「The Testarossa by Officine Fioravanti」の発売日と価格はまだ未定だ。

オクタン日本版編集部

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