学生がゼロからフォーミュラカーを作る|「学生フォーミュラ日本大会2021」

自動車技術会

「学生フォーミュラ日本大会2021」が8月24日(月)~9月6日(月)にわたって、自動車技術会主催のもとオンラインで開催された。自動車技術会は本大会を通して、学生たちが実際にものに接し、ものを創っていくことによって技術の理解を深め、実践的な能力を養い、より高いレベルに意欲的に取り組んでいくこと。 ものづくりの本質やそのプロセスを学ぶとともにチーム活動やものづくりの厳しさ、面白さ、喜びを実感できるような環境づくりを通じて、創造性に満ちた技術者の育成を目指している。

2021年シーズンの学生フォーミュラ日本大会では、大会の価値と意義をPRしていくために番組サポーターも募り、YouTubeで『大会密着番組』を配信。コロナ禍の影響で日々活動が厳しくなるチームを応援するため、番組サポーターとなっている企業・大学からの 応援メッセージやOBOGインタビューなどのPRコンテンツを配信し、学生たちのモチベーションを高められるような取り組みも行われた。また、番組内では、日本人最年少F1ドライバーとして活躍する角田裕毅選手が、同じく「クルマ」に関わる同世代の学生チームを勇気づけるメッセージを送っている。



大会リザルト

神戸大学が初の総合優勝を果たした。Cost & Manufacturing Eventでは、大阪大学が前回(2019年大会)に引き続き1位。Design Eventでは、名古屋工業大学と京都大学がデザインファイナル(最終審査)に進み、名古屋工業大学が1位という結果になった(名古屋工業大学は前回(2019年大会)は同審査18位)。Presentation Eventでは、岐阜大学が1位を獲得(岐阜大学は前回は同審査25位)。成績結果としては、上位勢を中部関西勢が占める結果となった。
各賞など詳細リザルトは、以下URLから確認できる。
https://www.jsae.or.jp/formula/jp/

なお、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により静的審査までで完結とし静岡県エコパにて開催を予定していた車検/動的審査他の全てのイベントが中止された。

オンライン開催のみとなった今年の大会だったが、シーズン終了後の10月から、車検/動的審査代替イベントを予定している。この「ポストシーズン」の様子をYouTubeで配信するために、自動車技術会で初のクラウドファンディングを実施する。クラウドファンディングは、プロジェクトの資金援助という意味だけでなく、支援をきっかけに、学生フォーミュラの認知度の向上、未来の大会継続に繋げていく事を目指している。



関連リンク
CAMPFIRE(クラウドファンディング)
https://camp-fire.jp/projects/view/476957
学生フォーミュラ日本大会公式ページ 
https://www.jsae.or.jp/formula/jp/
自動車技術会 ホームページ 
https://www.jsae.or.jp/
学生フォーミュラのリアルを伝えるYouTubeをポストシーズンで継続配信! 
https://www.youtube.com/channel/UCBiCTrI4NxABhpit_5qA9rA

オクタン日本版編集部

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