2017年8月23日、フェラーリは現行の「カリフォルニアT」に続く新世代のフロントエンジンV8グランツーリスモ「Portofino(ポルトフィーノ)」を9月のフランクフルト国際モーターショーでワールドプレミアすることを発表した。
「カリフォルニア」は、フェラーリ初の2+2クーペ・カブリオレとして2008年に登場し、世界中のセレブに愛された。その発展型であり現行型の「カリフォルニアT」は2014年に登場。エンジンの排気量を縮小し、ターボを搭載したことが話題となった。
そんなカリフォルニア・シリーズの後継モデルの詳細が明らかになった。モデル名は「ポルトフィーノ」。イタリア北西部に位置する、絵に描いたような美しい港町にその名を由来する。
その最大の特徴は、ファストバック・スタイルのリトラクタブル・ハードトップである。屋根を開放した状態でも閉じた状態でも、スマートなルックスになるデザインを実現している。
フロントマスクの印象も一新。ノーズの左右両端まで広がる大型のラジエターグリル開口部と、水平基調のデザインが与えられたヘッドライトが、ロー&ワイドなスタイルをより強調している。ヘッドライトの外側には、フロントのホイールアーチを経て側面に沿って気流を排出することでドラッグを軽減する、革新的なエアインテークが隠されている。
リアのデザインも、左右テールライトの距離を引き伸ばすことにより、ワイドな印象を与えている。
パワートレインは3,855ccのV8ツインターボ・エンジンで、最高出力600cv、最大トルク760Nmを発生し、最高速度320km/h以上、0-100 km/h加速3.5秒というパフォーマンスを発揮する。
インテリアは、10.2インチ・タッチスクリーン画面のインフォテインメントシステム、より高性能になったエアコン・システム、新型ステアリングホイール、リア・パッセンジャーの足元スペースを拡大したパッケージングがハイライト。
オープン・トップ・ドライビング時にキャビンに流入するエアフローは30%削減され、新型のウインドディフレクターにより、風切音も大幅に抑制された。
より速く、より美しく進化したフェラーリのV8グランツーリスモ。日本でお披露目される日が待ち遠しい限りだ。
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