1964年 ル・マンでフェラーリを破ったレーシングカーの継続生産車
2012年にこの世を去ったキャロル・ホール・シェルビー。1923年1月11日にテキサスで生まれたアメリカ人である。レーシングドライバーであり意欲的な開発者でもあった彼が、自ら世に送り出した最後の車が、この写真のデイトナ・クーペと言われている。
そもそもデイトナ・クーペは1964年のル・マン24時間GTクラスでフェラーリ勢を破って優勝した名レーシングカーとして知られているが、この車はそのパッケージやスタイリングをそのままに、新車としてハンドメイドで作り上げられた車両なのだ。
間違えないでいただきたいのは、これは2015年にさらに50台限定で再生産が発表されたデイトナ・クーペCSX9000の話ではない。キャロル・シェルビーが存命中に、しかもシェルビー氏自身が自らハンドルを握るために作り上げられたという貴重なレジェンドをもつマシンなのである。
写真:芳賀元昌 取材協力:エーリストガレージ
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