アストンマーティン・ラゴンダ社 CEOを新たに任命│トビアス・ムアースという人物とは

Aston Martin

アストンマーティン・ラゴンダ社は、新たなCEOにトビアス・ムアースを任命した。Dr.アンディ・パーマーの役職を引き継ぐことになり、トビアスは2020年8月1日付けで、英国ウォリックシャー州ゲイドンの本社において、新しい役職に就任することになる。

Dr.アンディ・パーマーは、「約6年間にわたり、アストンマーティン・ラゴンダを主導できたことは、私にとって大変栄誉なことです。新型 DBX を含む数多くの新製品は、従業員の献身的な努力と高い能力を実証するものです。特に、新型コロナウイルス感染症によって引き起こされた困難な時期に、素晴らしい働きとサポートを提供してくれた経営陣とすべてのスタッフに感謝したいと思います。私は、アストンマーティンの全従業員を誇りに感じています。彼らと一緒に仕事をすることができて光栄でした」と話している。

8月1日までの暫定期間中は、現在、副社長兼最高製造業務責任者を務めているキース・スタントンが暫定最高執行責任者に任命され、取締役会会長のローレンス・ストロールをサポートする。

トビアスは、ドイツを本拠地とする世界的な自動車メーカーであるダイムラーAGで25年以上にわたり上級管理職を務め、自動車業界における優れた実績と豊富な経験を備えた人物だ。彼は現在、ダイムラーAG取締役会会長であり、メルセデス AMG GmbH の最高経営責任者を務め、最高技術責任者も兼任している。彼は、競争の激しい自動車業界において、事業の変革を成功させた手腕が高く評価されている。トビアスのリーダーシップのもと、メルセデスAMGは製品ポートフォリオを2倍以上に拡充し、AMG車両の販売台数を4倍にした実績を持つ。特に、パフォーマンス・セグメントにおけるパワートレインの電動化に取り組み、さらなる販売拡大に対する明確な道筋をつけた。トビアスは、業務および製造の効率化を追求し、利益率を大幅に引き上げることにも成功している。この力強い財務実績は、明確なブランド管理戦略によって実現している。この戦略により、ブランドの価値と認知度が大幅に向上しているといえよう。

アストンマーティン・ラゴンダ取締役会会長のローレンス・ストロールは、「取締役会は、新しいリーダーシップによって、弊社の計画を推進すべき時が来たと判断しました。取締役会を代表して、2014年から個人的なコミットメントと献身的な働きによってアストンマーティン・ラゴンダの経営を主導してきたアンディに感謝したいと思います。彼がCEOを務めている間、弊社は DB11、ヴァンテージ、DBS スーパーレッジェーラをはじめとするスポーツカーの主力ラインナップを刷新し、ブランド初のSUVであるDBXの出荷準備を、この夏に向けて整えることができました。さらに、アストンマーティンの新たな時代を象徴する Valkyrie(ヴァルキリー)ハイパーカーの開発によって、ミッドエンジン・ラインナップへの道を切り開きました。現在は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による困難と不確実な状況に直面していますが、彼の素晴らしいリーダーシップの能力を称えたいと思います。今回、トビアスをアストンマーティン・ラゴンダに迎えることができて、大変嬉しく思っています」

「彼は非常に才能のある自動車業界のプロフェッショナルであり、ダイムラーAGにおける長年の豊富な実績を備えたビジネスリーダーでもあります。アストンマーティンとダイムラーAGは、長期にわたって成功を収めている技術的および商業的なパートナーであり、私たちは、今後もこの関係を継続することを希望しています。彼は、キャリアを通じて、製品ラインナップの拡大、ブランド・ポジショニングの強化、収益性の向上を実現してきました。彼は、アストンマーティン・ラゴンダのリーダーとして適任であり、アストンマーティンの事業戦略を実行することによって、彼の能力を最大限に引き出すことができると確信しています。私たちは、今後の会社の方針に関して、明確に意見が一致しており、事業を成功に導くための強い決意を固めています。私とトビアスは、全力を尽くして仕事に取り組みます。弊社が本来備えている強み、ブランド・バリュー、エンジニアリング能力、アストンマーティンを世界有数のラグジュアリー・ブランドへと押し上げる原動力となった高度なスキルを備えた人材は、そのための素晴らしい基盤を提供してくれるでしょう」と話した。

トビアス・ムアースは、「会社が成長を遂げているこの時期に、アストンマーティン・ラゴンダの一員に加わることを大変楽しみにしています。私は常にパフォーマンスカーに情熱を傾けており、このアイコン・ブランドと共に働く機会を得ることができて嬉しく思っています。アストンマーティンとパートナーシップを締結した当初、両社は技術面で非常に近い考え方を持っていました。ローレンスが取締役会会長に就任した後、彼が率いる Yew Tree Consortium による巨額の投資が実施され、増資と調整が完了しました。これによって、弊社のビジネスの強みを活かし、計画どおりに製品ラインナップを拡大し、ブランド・バリューを高める貴重な機会が創出されたと確信しています。ローレンスおよびアストンマーチン・チーム全体と協力して、お客様、従業員、パートナー、株主のためにより力強い事業を構築することを目指します」とコメントしている。

今後のアストンマーティンの展開に期待したい。

オクタン日本版編集部

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