新しい感性のドアを開く│より英国らしさが詰め込まれたミニへ

BMW

今回モデルチェンジを実施したのは、5つのモデルバリエーションを持つミニで初めてのプレミアム・コンセプト・セグメントに参入した、ミニ・クラブマンとミニ・ジョンクーパーワークスクラブマン。

ミニのコンセプトを継承しつつも、ユニオン・ジャックをモチーフにしたLEDリア・コンビネーション・ランプなど、英国らしさを際立たせる新しいデザインを採用し、新たにパワートレインも一新した。

デザインでいえば、例えばクロームなどのデザイン・エレメントをラジエーター・グリル全域に誇張し、より洗練され、かつダイナミックな印象を与えるフロントデザインとなっている。また、LEDデイライト・リングは、点灯部分が下部で途切れていた従来のデザインから、円としてつながったデザインに変更。ミニのデザインアイコンである丸目を強調しているデザインを採用している。そしてなんと言ってもLEDリア・コンビネーション・ランプをユニオン・ジャックのモチーフとしたデザインに刷新するなど、英国のミニらしさを際立たせるデザインとなっている。



さらに、エンジンとトランスミッションも一新し、モデルごとに7段ダブル・クラッチ・トランスミッションと8段スポーツ・オートマチック・トランスミッションを搭載する。またすべてのモデルに電子制御式のシフト・ショートノブを採用し、よりダイレクトなミニらしい走りを実現するという。

そして同時に発表された、ミニ・ジョンクーパーワークスクラブマン。本格的なサーキット走行を可能とする新装備を多数採用し、最高出力306PS(225kW)、最大トルク450Nmを実現。最高速度250km/hまで高め、静止状態から100km/hへの加速はジョン・クーパー・ワークスは4.9秒、ジョンクーパーワークスクロスオーバーは5.1秒を達成している。また電子制御式の新8段スポーツ・オートマティック・トランスミッションや機械式ディファレンスシャル・ロックを搭載する。



フロント・バンパー内に2つのラジエーターや、大型化したリザーバー・タンクを備えることで冷却効率を高めるとともに、現行モデルより直径を25mm大型化した360mmのフロント・ブレーキ・システムを採用するなど、サーキット走行にも耐える性能を備えている。またハイ・パフォーマンス・エンジンの排気音はジョン・クーパー・ワークス用に調整され、先代モデルより直径を10mm太くした直径95mmのツイン・エキゾースト・パイプによって奏でられ、ドライバーの感性を刺激する。



記者会見では、ミニ アジア・パシフィック、東ヨーロッパ、中東リージョン、アフリカ統括のシニアディレクターのフランソワ・ロカ、そしてミニブランド・マネージメントブランドコミュニケーションマーケティングマネージャーのアイリーン・ニッケインがこう述べた。

「私たちはクルマを売っているのではなく、ライフスタイルやクルマ作りのパッションを提供している。ミニにとって、ジェントルマンという言葉は切っても切れないが、ディテールにこだわり、個々のスタイルを確立している日本の紳士にも、このミニのジェントルマンらしさは通ずるところがあると思う」



クラブマンのリアのユニオン・ジャックのテイルライト、そしてテイルゲートの観音開きのドア。ミニが新たな感性のドアを開いた、とでもいえようか。

オクタン日本版編集部

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