1961年式フェラーリ 250GT SWBカリフォルニア・スパイダー
フェラーリ250 カリフォルニア・スパイダーが登場する映画がある。1986年に公開され、若きマシュー・ブロデリックが主演を務めた映画『フェリスはある朝突然に』だ。だが、劇中で実際に使われたのは、グラスファイバー製ボディのレプリカであった。1980年代半ばの当時でさえ、カリフォルニア・スパイダーは、低額予算の映画に使うにはとてつもなく高価な車だったからだ。
言うまでもなく、本物のカリフォルニア・スパイダーの価値は、それとは比べ物にもならないほど高い。今回特集しているカリフォルニア・スパイダーは、2017年1月19日、アリゾナ州のスコッツデールで行われるオークションに供されたが、ボナムスは1000万ドルの落札価格を見込んでいた。
なにがこの車をこれほどまでに特別な存在にしているのだろうか。スイスを拠点とするフェラーリ歴史研究家のマルセル・マッシーニや、今回取材したシャシーNo.2277GTのオーナーであり、ロンドンを拠点とするヘキサゴン社を経営するポール・マイケルズに話を伺った。
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