クエイルロッジをスタートする1966フィアット124 SPORTSPIDER。二日目は起伏の激しいコーストレンジを抜け、カリフォルニア中央部のセントラルバレーに向かっていく。
1957メルセデス・ベンツ 300SLGULLWING
1954ジャガーXK120FHC
1967シボレーコルベット。
PC競技は1日1.2回。
ワイナリーなど、のどかな田園地帯を抜けると荒涼とした風景が続く。
ハイウェイでは笑顔が思わずこぼれる。
スタンプポイントではコーヒーと軽食が用意される。各自で機関系チェックをを行いロングドライブを楽しむ。
高低差15mもあるコークスクリューで知られているラグナ・セカ。
テクニカルコーナーが続く低速サーキットなのでクラシックカーでも楽しめる。
PC競技に挑む1954 トライアンフTR2。
ラグナ・セカを出て一路ペブルビーチに向かう。
レストタイムでくつろぐ。ワイナリーでは冷凍ブドウが振舞われた。
日没前にクエイルロッジに戻る。4日目のディナーはモンタレーベイ水族館を貸し切って、幻想的な雰囲気の中で。
全長約2.34マイル(約3.6㎞)のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカにて記念撮影。
いよいよ最終日。ビッグサーを巡る。植民地時代の宣教活動で建てられたミッション群のひとつであるミッション・サン・アントニオ・デ・パドヴァなど歴史的建築を愛でる。
ついにゴール。1970マツダファミリア プレストロータリー クーペ。
1972ポルシェ911S 2.4
1969トヨタ2000GT
最終日の表彰式とパーティはクエイルロッジのクラブハウスで。
10回すべてを参加された方の代表として
高須忠文さん/高須直子さん
1970年メルセデス・ベンツ280SL
ラリーニッポンのすべてが素敵です!
私たちはアメリカに30年ほど住んでいて、リタイアして日本に戻ってきました。初めは日本の世界遺産を巡るというアイデアに興味をもって参加したのですが、これだけ長く楽しめているのは、このラリーが私たちのスタイルに合っているからでしょう。毎年のコース選びにスパイスを効かせてくれるのが、とにかくうれしいところ。本格的なコンペティションならやはりサーキット競技ですが、このラリーはイベント全体の演出が素敵で気に入っています。また私たちはラリーに向けて車を仕上げていくことも楽しみのひとつ。この280SLはヤナセ・クラシックセンターでフルレストアした第1号車です。女性的なデザインですが本気で走ると結構速い。ヤナセはここまで仕上げるまで頻繁にレポートを送ってくれ、本当に良い経験ができました。新車のような仕上がりにも満足しています。
初めてラリーニッポンに参加してみて
中村史郎さん/Richard Plavetichさん
1967年フェラーリ330GTC
新しい魅力の発見がたくさんありました
ペブルビーチのコンクールデレガンスの審査員を15年も務めているので、モンタレーには毎年8月に来ています。実は自分の車で、クラシックカーラリーに参加するのはこれが初めて!カリフォルニアに頻繁に訪れている私にも、新しい魅力の発見がいっぱいありました。通ったことのないワインディングをいろいろ走ることができ、素晴らしいドライビングエクスペリエンスを満喫しました。今回はカリフォルニアに保管してある車で走りましたが、車の魅力を再発見できたことも嬉しかったです。330GTCはグランドツアラーと思い込んでいたのに、狭いテクニカルな道でも振り回せて楽しめました。運営が素晴らしかったですね。同じホテルに泊まって毎日のディナー会場を変えるという工夫もGood。今回だけではもったいないので、5年後ぐらいにもう一度カリフォルニアで開催してほしいですね。
初回開催からのアドバイザーのような存在として
堀之内徹さん/堀之内明美さん
1967年フェラーリ275GTB/4
小林さんに、しばらく感謝しなくちゃ(笑)
私たちは以前はそれほど頻繁にクラシックカーラリーに参加していなかったのですが、主催者である小林さんと共通の友達がいて、その縁で10年前に参加したことがそもそものきっかけでした。でも参加したらたいへん!楽しいことがいっぱいあって(笑)。とにかく小林さんのオーガナイズがとても良いし、いわゆる普通に走るだけじゃなくてね、ユネスコのバックアップを取り付けて巡るなど、日本でも知らないところがいっぱいあることを気付かせてくれました。いつもガレージに入りっぱなしのこういった車を引っ張り出す機会はなかなかありません。今の季節、カリフォルニアは、朝晩は冷えますが日中は暖かくて快適でした。ルートはどこも面白かったですよ。でも特にラグナ・セカは自分の車で走る機会はなかなかありませんので最高でしたね。今回もこの機会をいただき感謝します。
ラリーニッポン 2018 in カリフォルニア
DAY1 228km/141MILE
DAY2 403km/250MILE
DAY3 149km/93MILE
DAY4 279km/174MILE
TOTAL 1,059km/658MILE
フォトレポートを見る
文:オクタン日本版編集部 写真:オクタン日本版編集部、ラリーニッポン
Words:Octane Japan Photography:Octane Japan, RALLY NIPPON
文:オクタン日本版編集部 写真:オクタン日本版編集部、ラリーニッポン Words:Octane Japan
2024.04.07
フランス・ミュールーズにある世界最大規模の自動車博物館を探訪|560台 ...
紡績王シュルンプ兄弟によるコレクションが展示される国立自動車博物館。その後半は弟フリッツの車、特にレースへの情熱で集められたレーシングカーのコレクションを中心に紹介していく。自らブガッティType35 ...
2024.04.12
イタリアを代表する御曹司が特注した、ミリタリー仕様のフェラーリ458イ ...
イタリアを代表する華麗なる一族といえば、フィアットを創業したアニェッリ家であろう。フィアット社を通じて1969年にはフェラーリとランチアを、1986年にはアルファロメオを、そして2009年にはクライス ...
2024.04.16
モーニングクルーズ ロータスエリートミーティング&オールドロータス|新 ...
代官山 蔦屋書店で毎月第2日曜日に開催しているモーニングクルーズ。4月14日はロータスエリートミーティングとジョインし、オールドロータスをテーマに開催された。(ここで指す「エリート」は「初代エリート」 ...
2024.04.11
モデナで作られるマセラティ純血エンジンを搭載した名車たち
初開催のフォーミュラE東京大会で衝撃的な優勝を遂げてからまだ1週間と経っていないのに、今度は独自開発したV6エンジンに的を絞ったサーキット試乗会を行なうというのだから、最近のマセラティはなんともアグレ ...
2024.04.08
海外にも多くのファンを持つ「元祖・COOL JAPAN」|モデルファク ...
ポルシェやフェラーリの名前は知っていても、モーガンやパガーニの名前を知らない“クルマ好き”はいる。模型の世界でも、タミヤや京商の名前は知っていても「モデルファクトリーヒロ」の名 ...
2024.04.12
連載:アナログ時代のクルマたち|Vol.24 ポルシェ356Aスピード ...
ポルシェの名が付くスポーツカーが誕生したのは第2次世界大戦後のことである。その基本構造が、同じポルシェ博士が開発をしたフォルクスワーゲン・ビートルと同じだったことから、“ビタミン剤を飲み過 ...
2024.03.29
ランボルギーニ、その60年はV12と共にあり|60 Years of ...
ランボルギーニの起源にまつわる物語はよく知られている。イタリアン・エキゾティックの世界で新参者のフェルッチョが注目を集めるためには、フェラーリに匹敵するエンジンを持たねばならなかった。そこで彼は世界最 ...