ポルシェセンター浜田山の顧客が愛車とともにTHE MAGARIGAWA CLUBを満喫

Ryota SATO

千葉県・南房総に位置するTHE MAGARIGAWA CLUBは“世界に唯一のドライビングクラブ”をコンセプトに、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが手がけた会員制ドライビングコースである。東京都心や成田空港から車で約75分、羽田空港から約60分というロケーションに位置し、ヘリコプターで同地にアクセスすることもできる。



コース設計は、F1サーキットのデザインを手がけてきた、ティルケ・エンジニアズ&アーキテクツによるもの。22のコーナーを持つ全長3.5㎞のコースは上り勾配20%、下り勾配16%、800mのホームストレートは最高速度280km/h設計され、コースの標高差は80mにも達する。テクニカルで様々なシチュエーションが味わえる贅沢なコースながらも、ここはレースをするレースコースではなく、あくまでも会員が愛車のポテンシャルを安全に引き出せるよう設計された、ドライビングコースである。

そんなTHE MAGARIGAWA CLUBに総勢30台強のポルシェが集まった。ポルシェセンター浜田山(コーンズ傘下)の顧客で、同施設への興味を示した方々が招かれた。参加者は午前と午後にわかれ、3名のプロドライバー(坂本祐也選手、眞田拓海選手、番場彬選手)による先導走行、フルブレーキング、200km/h超体験、プロドライバーによる同乗走行体験といったメニューをこなした。普段、公道では垣間見ることのできない愛車のポテンシャルを、プロドライバーと一緒に参加者が引き出すというもの。



参加者からは「自分の車で208km/h出したのは初めてでした」、「割とタイトなコースなのでランバーサポートの効いたシートの重要性を体感しました」、「様々な電子制御デバイスが効いていることを実感できたのは新鮮でした」などの声が聞かれた。公道において愛車のポテンシャルを伺い知ることはほとんどないなか、THE MAGARIGAWA CLUBでの走行体験はスリリングかつエキサイティングだった様子だ。

なかでも印象的だったのは「昔は早起きして人里離れた峠までわざわざ走りに行っていましたけど、ここなら思う存分走って、汗をかいて、美味しいご飯食べて、温泉にゆったり浸かって帰路につけますね」という参加者の声だった。

THE MAGARIGAWA CLUBは言うならばモータースポーツにつきものであった汗臭さ、油汚れを除き、選ばれし会員たちが優雅に走れる施設である。午前中、早め時間はあいにくの雨天であったが休憩時間にピットレーンに戻ってくる参加者は、全天候型のピットゆえに雨に濡れることもなければ、空調のおかげで寒さに見舞われることもなかった。



コース頂上付近に位置するクラブハウスからは東京湾、晴れた日なら富士山まで望めるほか、眼下のコースを眺めながら地元の食材を満喫できるレストランがある。そのほかインフィニティ・プールや天然温泉、スパやサウナ、ファミリーラウンジなど、友人はもちろんのこと、家族でも楽しめる施設やアクティビティが充実している。



現在、THE MAGARIGAWA CLUBの正会員は募集していないが、アソシエイト会員は6月末まで募集している。

入会金:4,500,000円(税込)
年会費+年次諸費用:1,150,000円/年
更新料:1,800,000円/5年
同伴者人数:制限なし
ゲストドライバー人数:1人/日
今期の会員権契約終了期日は2024年6月末日となります。入会をご希望の際は、書類および面接による審査があります。ドライビングパートナー登録詳細、コース利用費用、ゲストドライバー費用、ガレージストレージ費用等に関してはお問合せください。
THE MAGARIGAWA CLUB https://www.magarigawa.com/


文:古賀貴司(自動車王国) 写真:佐藤亮太
Words:Takashi KOGA(carkingdom) Photography:Ryota SATO

古賀貴司

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