パワフルな300ccエンジンを搭載!Vespa Racing Sixtiesシリーズに追加

※写真は本国仕様のため、日本仕様は一部異なります。

1960年代のレーシングマシンの世界観をベスパに採り入れた特別モデル『Vespa Racing Sixties シリーズ』に、ベスパ史上最もパワフルなエンジンを搭載したVespa GTS Super 300 Racing Sixtiesが追加される。

Vespa Racing Sixtiesシリーズは、車好きにも馴染み深いモナコやモンツァ・サーキットでの伝統のグランプリレースや、タルガ・フローリオのような歴史的レースで活躍した、伝説的なドライバー達の偉業を反映しているコレクションである。レトロな雰囲気は最小限に抑えつつ、ベスパによる独自のアレンジと流行が取り入れられている。クラシックスタイルに融合された現代のスポーティ感が魅力的なスタイリングとなっている。



最新のGTS Super 300には最新型278cc、4ストローク水冷単気筒、4バルブエンジン及び電子制御式燃料噴射システムを搭載。これは300 HPE(ハイ・パフォーマンス・エンジン)として呼ばれ、エンジンユニットは燃料消費量とノイズを抑えると同時に、パフォーマンスと乗り心地を向上するため様々なアイデアが盛り込まれている。シリンダーヘッドは最新の鋳造から生み出され、完全に再設計した内部のコンポーネントが特徴を際立たせている。吸排気系統の形状と直径を見直し、インテークバルブとエキゾーストバルブの直径が3mm大きくなっている。特にヘッドの形状が特徴的な最新型ピストンを採用したことで、非常に効率的な燃焼室が実現した。

SOHCシステムは、スライダーではなくローラータペットを搭載した新型ロッカーを採用し、流動性と耐久性を高め、さらにメカニカルロスを軽減している。カムシャフトのプロファイルを再設計することでより良いバルブリフト特性を獲得し、さらに発生するノイズを低減することを実現。新しい高圧マルチジェットインジェクターの導入により燃焼を改善している。長さを最適化したマニホールドによる吸気ラインの見直しで、低い回転数での供給トルクを改善し、あらゆる速度で非常に滑らかな乗り心地を提供している。



新しいイリジウムスパークプラグは耐久性が高く、あらゆる使用状況にも最適に機能するもの。トランスミッションも徹底的に見直し、CVTにはより強靭なベルトを導入し、摩擦やノイズを低減する新素材を採用している。これらはすべてメカニカルノイズを低減するため、吸音材でコーティングを施した新しいカバーで覆われ、新しくより剛性の高いクラッチドラムが更に機能を向上している。優れた計算処理能力を備えた最新世代のMagneti Marelli製 MIUG4 ECUがエンジンを制御し、全体的なエンジン効率が向上している。またクランクシャフトが2回転した直後からエンジン始動が可能となる。



また、この特別仕様であるRacing Sixtiesでは、オリジナルミニストーリーのコミックも制作されている。VespaのホームページやSNSにてご覧いただけるコンテンツが充実している。さらにスマートフォンで楽しめるゲームも専用サイトにて公開中。レトロな雰囲気のアパレルコレクションも、バイク好きに限らず1960年代のモータースポーツファンにおすすめだ。



全国のベスパ正規販売店にて2020年9月1日より販売開始。10月より順次出荷を開予定。メーカー希望小売価格は73万7000円(税込)。



https://vespa-japan.com/

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