ロールス・ロイスのEVが故郷イギリスへ里帰り

Rolls-Royce

"103EX"のコードネームが付けられたロールス・ロイス ビジョン・ネクスト100が世界ツアーを終える場として故郷イギリスのグッドウッドへ姿を現した。

この1台は2016年に発表されたもので、当時は極めて革新的であったフルエレクトリックのドライブトレインを搭載し、最新技術が盛り込まれた。ラグジュアリーブランドが生み出す未来を具現化させた存在となったのだ。100年後をイメージしてデザインされ、完全自動運転を前提としている。そのため、ステアリングもなく、運転席もないという1つの"移動空間"であるのだ。AI「エレノア」を搭載し、それによって自動運転が可能になる。



ロールス・ロイスといえば、観音開きドアのイメージが強いかと思われるが103EXはガルウィングのドアを採用。トランクの位置もユニークで、フロントタイヤのくっつくようなかたちで設置されている。また、インテリアにおいては、収納されている傘は変わらずあるが、特に華美な装飾が施されているわけではなくシンプルなラグジュアリー空間が実現されている。



ロールス・ロイスのエグゼクティブディレクターは、「103EXをグッドウッドへ迎えられたことを光栄に思います。私たちにとって初めてであるエレクトリックカー、103EXは大きな注目を集めました。イノベーションにおいても、ロールス・ロイスが持つ可能性を提示しています。予想外で、大胆、美しいラグジュアリーモビリティを生み出すこともできるのです」とコメントした。

オクタン日本版編集部

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