伝説のレーシングベスパ復刻版第二弾│新エンジン搭載モデル

Octane Japan 編集部 ｜ 2019.08.09

2017年に登場した特別限定モデル ベスパ セイ ジョルニの第2弾となるセイ ジョルニ エディションⅡを、全国のベスパ正規販売店にて発売開始した。

セイ ジョルニはイタリア語で6日間を意味している。1951年に開催された6日間で競う過酷なアベレージラリー「Sei Giorni Internazionale di Varese」用に特別に製造され、圧倒的な強さで9個のゴールドメダルを獲得し、伝説となったレーシングベスパ「セイ ジョルニ」が起源だ。

この伝説的なレーシングベスパにインスパイアされて誕生した新しい1台は、新テクノロジー、ベスパ GTSシリーズが持つツーリング適正、そして本物のベスパレーシングの伝統を融合させたセイ ジョルニのコンセプトをさらに発展させて誕生した。ベスパ史上最も強力な23 HPを超える、新型300 HPEエンジンを搭載し、常にツーリングや冒険にも対応するラージボディは、街中を優雅に移動するのに最適なスチールモノコックボディを特徴としている。


初代モデル

新しい300 HPEエンジンは、電子制御インジェクションを備えた278 cc単気筒4ストローク4バルブ水冷エンジンの進化型。これまでのエンジンと比較し、最大出力は8,250回転で17.5kW（23.8HP）の値に達し、約12％の向上につながり、5,250回転で26Ｎｍにおよぶ最大トルクは18％向上している。

スタイリングは初期のベスパを彷彿とさせる。フロントマッドガード上に配置されたヘッドライトや、スチール製パイプがむき出しのハンドルバーなどが当時のベスパ セイ ジョルニのシンプルなスタイルを再現している。さらにスタイリッシュでデザイン上の特徴であるメーター周りは、アナログ式のホワイトメーターを採用し、この最新のモデルにも当時の面影を継承しつつも、現代技術をパッケージしてライダーへ的確な情報を表示する。

ボディのフロント部は、インスツルメント周りを包み込むエレガントなスモークトップフェアリングが備わり、縦に長く伸びた形状に変更されたステアリングコラムカバーには、マットブラックにペイントされた3本のホーン用スリットが引き締まったスタイリングを演出。新しいGTSシリーズ同様に、レッグシールドの両サイドには、ハニカム形状のグリルがラジエターからの熱気を外へと排出する。

50年代に伝説がスクアデラ コルセが製作したレーシングベスパになぞらえ、この新しいベスパのスタイルはスポーティに演出されている。それはゼッケンナンバーをあしらったグラフィックをはじめ、サイレンサーやホイールをブラックアウトし、リム部分の深紅のラインが目を引く。

スポーティな味付けには、ホワイトのパイピングやステッチが施されたシングルシートスタイル（実際は2名乗車可）の専用スポーツシートにも反映されており、レッグシールドのプレートは、この特別モデルのユニークさを際立たせている。

【セイ ジョルニ エディションⅡ 】
希望小売価格 ：78万8400円（消費税8％込） 
カラー　　    ：セイジョルニグレー（専用特別色） 
出荷開始       ：2019年9月上旬
予定入荷台数 ：66台（日本国内）

オクタン日本版編集部

タグ：
無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事

LATEST ISSUE

 詳しくはこちら