2019年の新作は、お互いに教え導き合うことの大切さを表現している。「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス(星の王子さま)」コレクションは、時代を超越して愛される文学の遺産と、偉大な文学者の文化的影響力を現代にも伝えるために発表されているものだ。
小さなディティールにいたるまで、作品世界を再現しており、モンブランの「書くことは贈り物である」という信念を改めて感じさせられる。「書くこと」は、『星の王子さま』が70年にわたって世界中で愛されているように、世代を超えて夢や信念や思想を伝えていくものなのだ。
2018年に発表されたこのコレクションの第1弾は、「王子さま」に友情や人間同士の絆の大切さを説いた「キツネ」にインスパイアされているが、今回は、「操縦士」に着想を得ている。想像力豊かな人物であり、『星の王子さま』の語り手である「操縦士」は、教え導くことの大切さと、探検を共有することで人生について学ぶことを象徴しているのだ。
「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス(星の王子さま) プレシャスレジン」は、プラチナ仕上げのフィッティングをあしらったブラウンプレシャスレジン製。14Kゴールドの万年筆のペン先には、物語の冒頭で「王子さま」が「操縦士」に描かせた「ヒツジ」のモチーフが彫り込まれている。また、「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス(星の王子さま) ソリテール ドゥエ」は、プレシャスレジンのボディに、プラチナ仕上げのキャップを配したツートーンカラーの筆記具である。キャップには、砂漠と飛行機がエングレーブされており、同じく「ヒツジ」が18Kシャンパンゴールドの万年筆のペン先に刻まれている。
「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス(星の王子さま) ソリテール ドゥエ」は、「操縦士」のレザーヘルメットに想を得て、キャップは砂漠と操縦士のモチーフをエンボスしたブラウンプレミアムレザー製となっており、プラチナ仕上げのボディにも砂漠のイメージがエングレーブされている。
これらすべての筆記具のクリップにはラッカー仕上げの金色の星が飾られており、「操縦士」に「星空を見上げさえすれば笑うことを思い出す」と語った「王子さま」の言葉を表現しているもの。
また、子供時代に回帰しようと誘う作者の意図を反映して、シンプルでありながら意味深い作中の名言が原文のフランス語で刻まれているのもポイント。
「おとなは、だれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない」
モンブラン
オクタン日本版編集部
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