2017年12月にイタリアもサンタアガタ・ボロネーゼで発表されたランボルギーニ初のスーパーSUVモデルUrus(ウルス)が、2018年2月6日、東京赤坂の泉ガーデンギャラリーで初披露された。
発表会場にはアウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏をはじめ、アジアパシフィックジェネラルマネージャー、アンドレア・バルディ氏、研究開発担当取締役のマウリツィオ・レッジャーニ氏など、そうそうたるメンバーが駆け付けた。
説明によると、ウルスの開発には一切の妥協がない。
トルセン4WDシステムはユニーク。通常は前後40:60の比率でトルクが配分されるが、最大でフロント70%からリア87%までを自在に制御。さらにアクティブトルクベクタリングという新しい機構により、ドライブモードや路面グリップに応じて適切な牽引力を伝えることが可能。
しかも組み合わされる4ホイールステアリングはホイールベース3003㎜の大きな躯体には効果的だ。高速低速で同位相/逆位相と変化し、同位相時にはホイールベース約3.6m並みの乗り心地の良さを、また逆位相時にはホイールベース2.4m程度の取り回しの良さを実現している。
さらにアダプティブ・アンチ・ロールバー(ロール・スタビライゼイション)は、適切なタイヤ接地感をキープしてくれるので、オンロードはもちろんオフロードにおける安定性も相当期待できる。
エンジンはランボルギーニ初のターボ過給機を搭載。4.0リッターV型8気筒ツインターボは650hp、850Nmを発揮する。
開発担当マウリツィオ氏によると、OEM初の23インチタイヤおよびカーボンブレーキシステムの一部はピレリと共同で開発。SUVとして理想的な乗り心地と走破性の実現に寄与しているとのこと。
エクステリアとインテリアにはランボルギーニデザインのすべてが宿っている。たとえばホイールアーチはカウンタックやディアブロのデザインを彷彿とさせるものであるし、トラディショナルなドアハンドルはウラカンと同じものである。リアシートデザインにより乗車定員は4名、5名が用意されるが、日常使いが可能な新しいランボルギーニとしては、用途に応じてどちらかを選択することになる。
世界中のマーケットに対してローカル対応も視野に入れた先進安全システムを完備した迫力あるSUV。 バング・アンド・オルフセンの音色に耳を傾けながら、本格的SUVの走りに身をゆだねるのも豊かな体験である。
LAMBORGHINI URUS
ボディサイズ:5112x2016x1638mm
ホイールベース:3003mm
乾燥重量:<2200kg 駆動方式:4WD 変速機:8 段AT
エンジン型式:V型8気筒バイターボ・ツインスクロール
排気量:3996cc 最高出力:659ps/6000rpm
最大トルク:86.7kgm/ 2250-4500rpm
本体価格:2574万円〜(税別)
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
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