どんな悪路もどんと来い!? 全地形対応型全輪駆動スーパースポーツカーウラカン・ステラート発表!

Lamborghini

アウトモビリ・ランボルギーニはアート・バーゼル・マイアミ・ビーチで、新型ウラカン・ステラートを初公開した。

ウラカン・ステラートは、未舗装の路面やダートトラック上においても運転する楽しさを最大限に実感できるように設計された初のスーパースポーツカーであり、スポーティーさのコンセプトそのものに新たな解釈を加え、ランボルギーニのブランド指針である「勇ましさ」「信頼性の高さ」「斬新な発想」を強調している。



アウトモビリ・ランボルギーニChairman and CEOのステファン・ヴィンケルマンは次のように述べている。

「未来志向で大胆、かつ型破りなブランドとしての当社の価値親を忠実に守って完成したステラートと共に、ランボルギーニは新たなドライブ体験を生み出しました。マイアミのアート・バーゼルで紹介されるステラートは、まるで前衛美術の一作品であるかのように、スーパースポーツカーのコンセプトを画期的、独創的に塗り替えながらも、世界で最もダイナミックでエキサイティングなドライビング環境を提供しています」

ウラカン・ステラート は、高速道路からダートトラックまで、あらゆる環境でのコントロールを可能にする、最適化されたドライビングダイナミクスを提供。ステラートには最新のLamborghini Dinamica Veicolo Integrata(LDVI:ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)システムが搭載され、「STRADA」および「SPORT」モード専用のキャリブレーション、またウラカンモデルでは初となるローグリップ状態での「RALLY」モードが装備されている。



ランボルギーニChief Technical Officerのルーヴェン・モールは次のようにコメントした。

「全地形において高速域での走行を可能にするというステラートのコンセプトに沿って、真のスーパースポーツカーのドライビング・エクスペリエンスとラリーカーが持つ運転の楽しさを独自の技術で融合させました。ランボルギーニはどんなときにもエモーションを感じることができ、ステラートのドライブ中にはレベルアップしたスリルを味わえます」

ステラートの外観を一目見ただけでも、チャレンジスピリットに満ちていることが分かる。グランドクリアランスは ウラカンEVOより44mm高くなりサスペンションの移動量を確保し、またフロント(+30mm)とリア(+34mm)のトラック幅も広がった。さらには、ボディプロテクションに加えて、強化されたシル、リアディフューザーおよび頑丈なホイールアーチなど、すべてのパーツが力強さを際立たせている。リアフードに設置されたクラシックなエアインテークは、スポーツスピリットを高めるだけでなく、ほこりが多いトラックの走行時にはきれいな空気をエンジンに送りやすくする。



ランボルギーニHead of DesignのMitja Borkert のミイティア・ボルケルトは次のようにコメントした。

「ランボルギーニのデザインDNAは、意外なプロポーションにも完璧に対応できることをステラートが証明してくれました。ステラートは伝統的なスーパースポーツカーのデザインを新しいスタイルへと変化させたものであり、これは非常にユニークで楽しいドライビング・エクスペリエンスを提供するという使命の現れなのです」

ウラカン・ステラートには5.2リットルのV10エンジンが搭載され、560Nmトルク(6500 rpm)で最高出力は610HPだ。7速デュアルクラッチトランスミッションおよび電子制御の全駆動で、リア部分にはメカニカルセルフロック ディファレンシャルが装備されている。未舗装路や砂地の路面でも最適なバフォーマンスを提供するように設計され、0-100km/h加速(およそ60mph)は3.4秒、最高速度は260km/h(およそ160mph)だ。



プレーキには、6ピストン(フロント)と4ピストン(リア)のアルミ製モノブロックキャリバーを使用、通気性のよいクロスドリル加工カーボンセラミック製ディスクが、フロント用に直径380mm、厚み38mm、リア用に直径356mm、厚み32 mmに調整されている。19インチのリムには、プリヂストン独自のカスタムタイヤ「Bridgestone Dueler ATOO2タイヤ」が装着され、あらゆるコンディションや路面に対応し、運転の楽しさを高めている。装着サイズはフロント 235/40 RI9、リア 285/40 RI9で、万が一パンクした場合でも空気圧ゼロで80km/h以上の走行を保証するランフラットテクノロジー搭載だ。この特注タイヤは、100%クルマのDNAにマッチするように設計されており、革新的なパターン設計と最先端のコンパウンドにより、グラベルでもターマックでも十分なグリップを発揮し、優れたハンドリングと高速走行性能を維持することができる。

インテリアのシートには高級感あふれるヴェルデステラート色のアルカンターラ素材を施し、ウラカンモデルの伝統的なフィロソフィー「プロレーサーのようなフィーリング」を反映している。主役となるドライバーは、素晴らしいドライビング・エクスペリエンスとあらゆる機能の完全なコントロールが可能となる。タッチスクリーンには、新しいグラフィックとオフロード走行に特化した機能が追加され、メーターにはピッチロールインジケーター付きのデジタル傾斜系、コンパス、地理座標測定器、ステアリング測定器が初めて装備された。



オンボードサービスの一つであるランボルギーニコネクテッド・サービスはAmazon Alexaと統合され、シンプルな音声コマンドで空調や照明などの車内機能の調整や、ナビゲーション、通話、エンターテイメントなどの操作が可能だ。また、ランボルギーニ UNICA アプリを使った遠隔作も提供され、スピードをモニタリングしたり、ナビゲーションシステムに目的地を直接送信したりすることができる。

ウラカン・ステラートにはコネクテッド・テレメトリーシステムが搭載されているため、ドライバーはUNICAアプリでパフォーマンスのモニタリングやデータの分析が可能になる。また、Apple Watchユーザーは自分の心拍数をオンボードのテレメトリーシステムでに同期させ、運転パフォーマンスを計測することもできる。さらにランボルギーニ・ドライブ・レコーダーを取り付けると運転の様子が記録され、ドライバーはエキサイティングな瞬間を動画に収め、ランボルギーニUNICAアプリに組み込まれたデジタルメモリーブックであるボード・ダイアリ一機能を向上させることができる。



ルックスをカスタマイズすると、新型ウラカン・ステラートの可能性の広がりは無限大だ。ランボルギーニ パーソナライゼーションプログラム Ad Personamでは、エクステリアは350色から、またインテリアのレザーとアルカンターラは60色以上から選択できる。

ウラカン・ステラートは1499台の限定販売で、2023年2月から製造開始予定だ。

オクタン日本版編集部

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