歴史的なレーシングカーをサーキットのグリッドで販売!? |F1とボナムスがパートナーシップを締結

Bonhams

1793年に設立され、世界最大級の国際的なオークションハウスであるボナムスが、フォーミュラ1® パドック クラブ™の公式オークションパートナーとして、フォーミュラ1とパートナーシップ契約を締結することが発表された。



このパートナーシップは2023年から開始され、ボナムスは世界各地の主要なF1レースでオークションを行うことになる。来年のF1最終戦となる11月24日から26日に開催される FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX 2023 では、シーズンの締めくくりとして壮大かつ豪華な自動車関連の貴重な品々がオークションに出品される予定だ。オークションは決勝前夜にトラック自体で行われ、ヤス マリーナ サーキットのスターティング グリッドがボナムスのセールルームに変貌するという。

F1最終戦がおこなわれるアブダビ・ヤス マリーナ サーキット(Motorsport Images)

この両社のコラボレーションは、ジャンルや規模も拡大する方向で計画されており、いくつかのF1グランプリではコレクター・カーだけでなく、ジュエリー等の高級コレクターズアイテムを含めたオークションが開催される予定だ。

ボナムスはこれまでも、貴重なF1マシンやレーシングカーの販売を行ってきた。ファン マヌエル ファンジオの優勝マシンである1954 年メルセデス ベンツ W196がその一例で、このレーシングカーは、2013年のボナムス グッドウッド フェスティバル オブ スピード セールで 1960万ポンド (2960万ドル) を達成し、オークションで落札されたF1マシンの価値として、その記録は今も健在である。

他にも、アイルトン・セナが勝利を収めた1993年マクラーレン-コスワース フォード MP4/8Aや、1992年にナイジェル・マンセルを年間チャンピオンに導いたウィリアムズ-ルノー FW14Bなども、ボナムスのオークションで取り引きされている。

1993 McLaren-Cosworth Ford MP4/8A

1992 Williams-Renault FW14B

ボナムスのコレクター・カー部門マネージング ディレクターであるMaarten ten Holder氏は、今回の新しいパートナーシップについて次のように述べている。

Maarten ten Holder氏

「世界で最も壮大なレースであるフォーミュラ1の公式オークションパートナーになることができ非常に喜ばしく思います。ボナムスの車に対する情熱を最大級の舞台で共有できることはたいへん興味深いことです。F1 および F1 パドック クラブとのコラボレーションは、貴重なレーシングカーを扱ってきた当社の伝統に基づいたものであると同時に、ボナムスのコレクター・カー・ブランドの変革における次なるステップでもあります。この画期的なコラボレーションのスタートに優る興奮は他にないでしょう」

オクタン日本版編集部

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