高級感あふれるガレージライフを堪能できる これからの賃貸ガレージの「新しいカタチ」

Takaaki MIURA

自宅とは別に生活拠点を設ける、二拠点居住(デュアルライフ)というスタイルが広がっている。リモートワークやワーケーションなど新たなワークスタイルが定着したこと、感染症や災害などに備え複数拠点を持つメリットが顕在化したこと、価値観やライフスタイルの変化で趣味やレジャーを重要視する人が増えたことなどが背景にある。

なかでも車が好きな人に注目を集めているのが、ガレージハウスだ。倉庫のような粗野で無風流な建物を想像した御仁には、それは数世代前の姿であることを強調したい。たとえば、賃貸ガレージハウスを展開する「inCELL(インセル)」の物件は、スーパーカーやラグジュアリーカー、あるいは希少性の高いクラシックカーに相応しい、高級感のあるデザインが施されている。





「incellは、車好きのデザイナーが車好きのために考えたガレージハウスです。1階のガレージはディーラーのショウルームのような『車のための部屋』に、そして2階の居住空間はちゃんと人が住める設備を整える。このコンセプトを基本としています」と語るのは、運営する(株)インフィストデザインの須田社長だ。

「inCELL」というブランドを育て、新たなる展開を考える株式会社インフィストデザイン須田社長

一般的な木造の賃貸ガレージハウスのガレージ床はコンクリート打ちっぱなしで、壁紙すら貼っていない物件が多い。シンプルでDIYがお好きな方には良いかもしれないが、それは限界までコストカットした結果とも言えなくはない。スタイリッシュにデザインされ空調の効いたゆとりある空間に、大好きな愛車をゆっくり快適に「愛でる」ことができるのが、inCELLの最大の特徴だ。



2階も上質な居住空間に仕上がっている。本格的な調理が楽しめるガスコンロに、ワイドサイズのシンク。浴室や洗面台などの水回りもゆったりしたサイズだ。居室は使い方に応じて、パーティションや家具で自由に区分けられるように、あえてシンプルでスクエアなワンルームとなっている。





「不動産としてのアピールという点では『ワンルーム』より『2LDK』などとしたほうが訴求力があるのでしょうが、入居する方に自由に活用していただくためには、広いワンルームのほうが断然使い勝手がいいわけです。不動産業者ではない我々は、これまでのガレージハウスの常識にとらわれる必要がなかったことで、車が本当に好きで大切にしている方のニーズだけを追求することができました」(須田さん)

inCELLは従来的な賃貸物件とはスタイルが全く異なるため、おのずと入居者も特別な人たちが集まる。「inCELL葛飾細田」のオーナー(地主・建物主)は、23区内ながら駅からやや距離があるこの土地の扱いに悩んでいたという。一般的な賃貸住宅の需要は少なく、価格競争を避けるためにはコンセプトやデザインでの差別化が必要となる。ご自身も車が趣味ということもあってincellのガレージハウスを選択したところ、都心に住む車好きの隠れ家というニーズに、ピッタリはまったという。

「inCELLの入居者の多くは、人生にゆとりのある方。仕事部屋として、趣味の部屋として、あるいは純粋にガレージとして、多様に使われています。車という同じ趣味を持つ、価値観の近い方々が集まっているため、そこには自然とコミュニティも生まれていきます」(同)



そして来年、そんなinCELLの異なるベクトルの新ブランドとして誕生するのが、「Garesidence(ガレジデンス)」だ。まずは「Garesidence 袖ヶ浦 ZEN PAVILION」として、千葉県袖ケ浦市の710坪という広大な敷地に、わずか6部屋のみのプレミアムなガレージハウスを展開、2023年2月にオープンする。共有スペースとして広大な中庭が確保され、入居者のみが楽しめるイベントも開催される予定だ。




Garesedence袖ヶ浦 ZEN PAVILION (2023年2月オープン予定)

こちらのオーナーも車好きで、購入した土地にガレージハウスを建設したいと考え、須田さんに相談。単に建てるだけというビルダーが多いなか、建具メーカーとの協業や入居者向けのイベント企画など、入居後のアイデアまで多彩に提案する姿勢に惚れ込んで、建設の運びとなったという。

「inCELL」とはまた違った切り口で、「Garesedence」ブランドの今後、そしてこれからの車とのライフスタイルを語る、須田社長

「『Garage』と『Residence』の要素を併せ持つGaresidenceは、枠にとらわれない多様なスタイルが特徴です。袖ヶ浦では緑豊かなスペースに、武家屋敷をイメージした平屋の6棟を建設中です。海やゴルフ場、サーキットなど多彩な楽しみ方が存在する内房エリアは、東京湾アクアラインを使えば東京都心や横浜市内から手軽にアクセスできる、魅力的なエリアです」(同)



木造2階建てのinCELLに対し、Garesidenceは枠にとらわれないブランドとして展開される予定だ。平屋のガレージハウスだけでなく、ガレージのみの物件や分譲住宅、バケーションレンタルやホテルなど、さまざまな構想があるという。



「世の中には早朝に鳴り響くスーパーカーのエンジン音を、騒音と感じる人は多いでしょう。しかしゆとりのある車好きの方が集まるガレージハウスでは、心配は無用です。inCELLもGaresidenceも、入居のお問い合わせをいただいたほとんどの方を、私が直接ご説明・ご案内をさせていただいていますので、価値観の近い方に集まっていただけています。お隣との良好な関係を、心配なく築いていただければと思います」(同)


高級賃貸ガレージハウス「inCELL(インセル)」
https://infist-incell.com/

高級賃貸ガレージハウス「Garesidence(ガレジデンス)」
https://infist-incell.com/list/sodegaura_zen_pav/

文:渡瀬基樹 写真:三浦孝明
モデル:平山佳奈

Words: Motoki WATASE  Photography: Takaaki MIURA
Model: Kana HIRAYAMA

文:渡瀬基樹

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