第1号車はギブリ!マセラティ・クラシケ・プログラムより、日本初の認定車両が誕生

Maserati

2021年度に始動したマセラティのクラシックカー公式認定プログラムをご存知だろうか。マセラティ 車両の保護、保存、活用を目的としたこの取り組みは、発売から20年以上経過しているモデルを対象に鑑定を実施している。そしてこの度、2022年9月13日に、1968年製のギブリ4.7クーペ(310ps)が日本第一認定号車として認定された。

本モデルは認定のため、鑑定に必要となる全ての入念なチェックを終え、オリジナルであることを証明する「サーティフィケーション・オブ・オリジナリティ(Certification of Originality)」を取得した。



取得のプロセスとしては、まず車両が本社に到着した後、証明書の取得が可能であるかを査定するため、事前にオーナーと取り交わした内容確認履歴を参照しながら検査を実施する。これが完了すると、専用のワークショップへと移動し、当時の図面や写真と比較しながら細部に至るまでを検査するという。

ちなみにこの過程では、電気系統の機能テストや、オイル類を少量採取してラボで分析を行う他、キャブレター、ディストリビューター等、様々な検査を行い、必要に応じて調整も行われる。そして、最後には屋外で撮影を行い、全ての工程が完了となる。



また、その他にもマセラティ・クラシケでは、既に流通していないスペアパーツの製造やレストアのサービスの相談も実施している。クラシックマセラティをお持ちの方、もしくは購入予定の方は、末長く愛車を保ち続けるためにも今後も注目しておきたいサービスである。



なお、本プログラムについて、マセラティ・アジアパシフィック代表の木村隆之氏は、次のように述べている。

「マセラティは、 大胆でハイテクな未来を築くとともに、細部への最大限のこだわりと、常にマセラティ独自の歴史とそのDNA を守り続けています。日本にはクラシックカーを愛する文化が根強く、当時の素晴らしいコンディションで保管されている方は少なくありません。日本に残るマセラティのヘリテージ モデルが、このプログラムを通じてさらに公式認定されることを期待しています」

オクタン日本版編集部

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