マツダ787Bやトムス85Cが登場!ル・マン クラシック2022で日本の名車が走行する

Mazda

ル・マン24時間耐久レースの舞台となるフランスのサルトサーキットにおいて、隔年で開催されるヒストリックレースカーのイベント「ル・マン クラシック」。かつてル・マン24時間耐久に出場した歴代の名マシンが時代を超えて競い合う。

2022年のル・マン クラシックは、6月30日~7月3日に開催される。ここで「Spark Motorsports」のサポートのもと、日本が誇る名車が走行することが発表された。

ル・マン総合優勝を果たしたマツダ 787B


デモンストレーションランに登場するのは、4ローターロータリーエンジンを搭載し、1991年に日本車として初のル・マン総合優勝を果たしたマツダ 787B。今回の走行は、優勝から20周年の2011年およびル・マン24時間レース90周年の節目の2013年以来となり、9年振りにロータリーサウンドをル・マンの地に響かせてくれる。

実はル・マン優勝から30年を迎えた昨年、マツダはル・マン クラシックでのマツダ 787Bの走行を予定していたが、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴いイベントが延期となり、節目の年での走行が叶わなかった。昨年の代替イベントとして開催される今年のル・マン クラシックにおいて、モデルカーブランド “Spark”の協力のもと、グループCレースが開催される7月1日、2日に、ル・マン出場回数29回の実績を誇る、ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎氏のドライブによりデモンストレーション走行をおこなう運びとなったのだ。

トムス 85CはグループCカーカテゴリーでレースに出場


また、もう1台の貴重なマシン、トヨタ トムス85Cもル・マン クラシックに登場する。ル・マン24時間耐久レースで総合5連覇を達成したトヨタが、ル・マンへの挑戦をスタートしたのは1985年のこと。トヨタトムス 85Cをサルトサーキットへ持ち込んだのが始まりだった。



中嶋悟、関谷正徳、星野薫の3氏によってサーキットを駆け抜けた85Cは、参戦初年度にして総合12位という素晴らしい結果を残している。現在、車両は現オーナーの國江仙嗣氏によって走行が可能な状態で保管されており、その雄姿をもう一度ル・マンでという強い意志のもと、2022年のル・マン クラシックへ「Spark Motorsport」からグループCカーカテゴリーのレースに出場することになった。

今回、トムス85Cのステアリングを握るのは85年当時のドライバーである関谷正徳氏と、当時のドライバー中嶋悟氏の長男である中嶋一貴氏。日本を代表する名ドライバーがこのマシンを駆る姿を見られることは、ファンにはこの上なく幸せなことだろう。

これらの車両はいずれも、Sparkを展開するMINIMAXグループ社長のウーゴ・リペール氏が所有する南フランスのプライベートサーキット“Grand Sambuc”に持ち込まれ、整備とテスト走行を実施。その後、ル・マン クラシックの舞台となるサルトサーキットに輸送されることになっている。

プライベートサーキット“Grand Sambuc”

現地のリポート等は、順次Spark Japanのホームページ・Facebook等で紹介される予定だ。

Spark Japanオフィシャルホームページ
www.sparkmodel.co.jp
Spark Japan Facebook
https://www.facebook.com/spark.jp

オクタン日本版編集部

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