ヴェルサイユにクラシックカーが集う|フランスらしい日曜の朝のゆったりミーティング

Tomonari SAKURAI

毎月第1日曜日はヴァンセンヌ旧車クラブのミーティング。しかし6月は第2週に変更された。おそらく、マラソンなどでヴァンセヌジョウの周りが使えないのだろう。第1日曜日のミーティングはヴァンセンヌだけではない。ヴェルサイユでも行われている。今回はそちらに出かけてみた。

プジョー初の横置きFFの204。小型ながら美しいボディはピニンファリーナによる。

ヴェルサイユ・アマチュア・旧車クラブが主催し、パリ近郊ヴェスパクラブ、そして自転車バイクのモビレットのクラブの集まりだ。場所はヴェルサイユ宮殿のそばにあるサンルイ大聖堂前。大聖堂は修復中で周りを囲まれてしまっており、風景としては少々残念な様相だが、ヴァンセンヌ城とはまた違った雰囲気である。さすがにクラブの規模は違うが、それでもゆったりのんびりとしたミーティングといった感じだ。

サンルイ大聖堂は外装修復ですっぽりおおわれてしまっている。

数は少ないが、その場の雰囲気に合っていたベスパたち。

木陰にはルノー12TS、ランチア・フラヴィアなどが並ぶ。

6月に入ると外でのイベントが増える。フリーマーケットやマルシェも各地で開催される。この日はヴェルサイユでもフリーマーケットが開かれており、このイベントも開催され、賑やかだ。天候が心配されたが、曇りがちではあったものの温かくて気持ちの良い季節を感じられる天気だった。

きれいにレストアされているプジョーのミキスト自転車。

雨だったらスクーターやモビレットは来ないだろうな、と心配をしていたが、首尾よく皆、集うことができた。集まる車は多種多様。フランス車や英国車、アメリカ車。古い車からヤングタイマーまで。撮影していると240Zも登場するといった具合だ。大聖堂では日曜の礼拝が行われていてその前ではボーイスカウトが手作りクッキーを売るなど、フランスらしい日曜の朝の中でミーティングは行われたのだった。

ダットサンZ240の登場。

大聖堂では日曜礼拝が行われその前ではボーイスカウトが自家製クッキーを販売していた。


写真・文:櫻井朋成 Photography and Words: Tomonari SAKURAI

写真・文:櫻井朋成 Photography and Words: Tomonari SAKURAI

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事