三菱ギャラン ラムダの輸出版に付けられた、北海道由来のモデル名とは?

HISTORICS AUCTIONEERS

英国のオークション「HISTORICS AUCTIONEERS」に現在「Mitsubishi Sapporo」なる車が出品されている。octane.jp読者の皆様ならご存じかもしれないが、これは三菱ギャラン ラムダの輸出名である。1972年の冬季オリンピック開催により注目を集めた日本の都市「札幌」の名を冠したものだ。

欧州では三菱サッポロの名称で販売されていたこの車両は、発売当時としては非常に設備が充実したスペシャリティクーペだった。パワステ、アロイホイール、ラジカセ、パワーウィンドウも標準装備されており、なおかつ信頼性が高く、メンテナンスが楽だという点において英国市場で高く評価されたことも納得がいく。室内の居住空間もこのクラスとしては非常に広いことも人気の理由のひとつかもしれない。





スタイリッシュな外観に加え、ステアリングは1本スポークのユニークなデザインを採用するなど、デザイン要素にも随所に工夫が凝らされた個性的なモデルである。



今回オークションに登場しているサッポロは、1980年9月5日に英国で登録されたもので、40年前の車両であることを考慮すると、非常に良好な状態であるといえるだろう。車体そのもののコンディションもよく、インテリアのベージュのベロアにも摩耗の兆候は見られない。マニュアルなど各種書類もそろった状態で、良コンディションのサッポロはイギリスでも珍しく、非常にレアな存在だといえるだろう。

オクタン日本版編集部

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