富士スピードウェイ周辺が変わる!「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクトが本格始動

TOYOTA

富士スピードウェイ周辺一帯が「富士モータースポーツフォレスト」として開発されることが発表された。国際サーキットである富士スピードウェイを核に、ホテルやミュージアム、ガレージなどが複合的に組み合わされ、モータースポーツを軸にさまざまな体験ができるようになる。

モビリティとモータースポーツの魅力を知り、楽しみ、参加することで、人生をより豊かに・幸せにする「大人の遊び場・社交場」を目指した「富士モータースポーツフォレスト」。そのために、エリア内の各施設には、大人から子供まで楽しめる様々な体験を提供し、「未来のモビリティ・モータースポーツの街」を創出していくという。

今回発表された施設は以下の通りだ。

富士スピードウェイホテル/富士モータースポーツミュージアム



日本初上陸ブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として開業する「富士スピードウェイホテル」。スイートルーム21室とヴィラ5室を含む全120の客室から構成され、客室からは眼前に迫るサーキットビューと富士山ビューを楽しむことができる。トヨタ博物館監修の「富士モータースポーツミュージアム」では、国内外のメーカーの時代を象徴するレーシングカー約40台が展示される予定だ。

レーシングチームのガレージが集まるエリア

普段は見ることができないプロレーシングチームのガレージ特別見学ツアーや、メーカーファクトリーなどのイベントが楽しめる。ドライバー、エンジニア、メカニックの動きを間近に感じることは、子供たちにとっても忘れられない原体験となるに違いない。

温浴施設・レストラン等
近隣の観光スポットからの帰りにも、気軽に立ち寄ることができる温浴施設や、レストランなどが構想されている。



気になる開業時期だが、まずは2022年秋に「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」が開業する予定で、2023年以降、さらに多くのレーシングチームのガレージなどが順次、開業していく予定だという。

将来的に新東名高速道路の開通により、東京からは車で約1時間とさらに便利になる「富士モータースポーツフォレスト」エリア。小山パーキングエリアに設けられるスマートインターチェンジの隣接地にあることで、アクセスが大幅に向上する予定だ。



フォレストの東に位置する御殿場プレミアム・アウトレットから車で約20分、西北に位置する山中湖からも約20分と、近隣の観光スポットとの回遊性も高く、宿泊利用はもちろん、関東圏からの日帰りドライブ旅行としても、ファミリーや友人、カップルで、楽しく寛いで過ごせるエリアになることが期待される。


トヨタ自動車社長・東和不動産会長である豊田章男氏は以下のメッセージを発表している。

東和不動産、トヨタ自動車 共同記者会見

「1966年5月3日、初めて富士スピードウェイで日本グランプリ決勝レースが行われた日です。56年前のその日、ちょうど10歳の誕生日を迎えた私は父に連れられ、富士のパドックにいました。エンジンの爆音やファンの歓声は、なんだか興奮するプレゼントだったということをよく覚えています。クルマを前にした“おじさんたち”は、ものすごく真剣だったり、でも、とても楽しそうだったり、そんなことも思い出されます。こんな原体験が私を“クルマ大好きおじさん”“モータースポーツ大好きおじさん”のモリゾウに育ててくれたのだと思います。

『こんな原体験を、今の子供たちにもしてほしい…』富士モータースポーツフォレストには、そんな想いを詰め込もうとしています。そして、モータースポーツの現場で働く人が、もっとイキイキと働けるような場所にしていきたい…同じ思いをもったレーシングチームが、この地に集まれるようにしていきたい…フォレストに込めた思いを挙げればキリがありませんが、モータースポーツを楽しむ人も、モータースポーツで働く人も、大人も子供も、この富士の地に来たい!と思ってもらえるような場所にしてまいります。

自動車産業の発展にモータースポーツは不可欠です。そのためにもモータースポーツの未来に向けた種を、たくさん、この地に撒いていきます。それぞれの成長スピードはバラバラですが、多くの人に楽しんでいただける素敵な森になるよう大切に育てていければと思っております」

魅力的あふれるエリアに変貌していく「富士モータースポーツフォレスト」の今後に注目していきたい。

オクタン日本版編集部

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