「アルピナは永遠に不滅です」BMW ALPINA B4 Gran Coupeがワールドプレミア

Octane Japan

「アルピナは永遠に不滅です。そして日本のマーケットほど、アルピナを理解している人々はいないでしょう。これまでも、そしてこれからもアルピナはマスターピースであることには変わりません。今日は皆さまに“最新の”マスターピースをご紹介します」と冒頭、ニコル・オートモビルズ合同会社 代表ミヒャエル・ヴィット社長は、アルピナブランド商品譲渡に関するニュースを吹き飛ばすように、力強くコメントした。

新型モデルBMW ALPINA B4 Gran Coupeのワールドプレミアである。

今回、日本での発表にリアル(本物)は、間に合わないかもしれない、その場合は現地からのオンラインも視野に……と、それこそ“リアルに”発表の場を設けながらも、“オンライン”?と謎めいたコメントを事前に聞いていたので、冒頭から続くビデオの紹介でこのまま発表会は終わってしまうのかもしれないと思っていたが、最終的に目の前に「本物の」ALPINA B4 Gran Coupeが華々しく姿を現した。



「この新型モデルは、日本とドイツのワールドプレミアでの同時発表となります。皆さまに遅い時間にお集まりいただいた理由は、そのためだったのです」と、ミヒャエル・ヴィット社長は言葉を添えた。

日本の大切なALPINAファンに向けて、ワールドプレミアにこだわったその背景には、相当のご苦労があったのだと感じさせる演出である。

まさかのパテーションの奥から姿を現したのは、BMW ALPINA B4グランクーペのプリプロダクションモデル。B3搭載と同型の直列6気筒エンジン(S58)を採用し、最高出力は24kW〔33PS〕アップの364kW〔495PS〕、最大トルクは30Nmアップの730Nm〔74.4kgm〕を実現(B3比較)。

ZF製8弾スポーツ・オートマチック・トランスミッション(8HP76)との組み合わせにより、わずか3.7秒で100km/hまで加速し、巡航最高速度は301km/hに達する。

アルピナらしく、ベースとなるBMW 4シリーズのデザインを破綻させることのない、エレガントを追求したエクステリアが目を引く。





伝統の20本スポークを再解釈してリニューアル、20インチながら一本あたり約12kg(鍛造)だという。

アルピナというブランドのこだわりとポリシー。どんなにEVの時代が到来しようとも、故にこれまで以上に輝きを放つ時がやってくる。走る楽しさを享受することは、そんなに単純じゃないことを、アルピナは、アルピナ自身のこれまでのアイデンティティからにじませている。そう感じざるを得ない発表会だった。

予約はすでに3月30日より開始しており、日本導入時期は2022年後半を予定している。

希望小売価格(10%の消費税込み車両本体価格):
BMW ALPINA B8 Gran Coupé(左ハンドル):13,750,000円
BMW ALPINA B8 Gran Coupé(右ハンドル):14,160,000円

オクタン日本版編集部

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