何気ない日常を格別な時間に変えてくれる|マセラティの新型SUV「グレカーレ」

Maserati

マセラティから新型SUV「グレカーレ」が登場した。グレカーレには従来の内燃機関、ハイブリッド、そして1年後にはマセラティ史上初の100%電動化SUVも加わる予定だといい、幅広いエンジンでの展開はマセラティブランド史上、最も充実したラインアップとなる。

発表時にはまず3つのバージョンが用意された。300馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」、MC20に搭載されたマセラティ独自のネットゥーノエンジンをベースにした530馬力の高性能3.0リッターガソリンV6を搭載したパワフルな「トロフェオ」の3モデルである。ここにさらに、400Vの100%電気自動車「グレカーレ フォルゴーレ」も加われば、全ラインナップが勢揃いすることになる。



広さと快適性にこだわったこの新型SUVは、「クラス最高」の装備を誇っている。室内空間、ドライバビリティ、ハンドリング、加速度(0-100km/h加速3.8秒 トロフェオモデル値)、最高速度(285km/h-トロフェオモデル値)、音質、ウッド、カーボンファイバー、レザーなどの高級素材の使用、様々な点においてクラス最高といえるレベルまで高められている。





GTバージョンでは、全長4,846mm、ホイールベース2,901mm、全高1,670mm、全幅2,163mm(ウイングミラーを含む)、リヤホイールトレッド1,948mm(トロフェオではさらに大きい)であり、その大きさが車種の特徴となっている。



デザインには、MC20以降の全ての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルシンボルが取り入れられた。低く堂々としたグリルが印象的なフロント。側面は美しい流線的なフォルムをもつボディと、カーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素を特徴とする。リアは、ジウジアーロ3200GTから着想を得たブーメラン型のテールライトが台形ラインにフィットし、キャビンはクーペ効果によりスポーツカーのような仕上がりとなっている。



キャビン内では、マセラティ伝統の時計盤をはじめ、際立った技術仕様が採用されている。デジタル化されたこの時計は、音声コントロールにより、単なる時計ではなく車載「コンシェルジュ」にも変身するのだ。

すべてがタッチ式になり、シンプルな美しさが極限まで追求されている。12.3インチの大型センタースクリーン、その他のコントロール用の8.8インチディスプレイ、そしてリアシート専用の3番目のディスプレイからも、テクノロジーをコントロールすることが可能だ。



車内体験は、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)マルチメディア・システム、最新鋭のインフォテインメント、マセラティ・コネクトで管理される。ソナス・ファベールの音響システムは、プレミアム・レベルでは標準で14スピーカー、ハイ・プレミアム・レベルでは必要に応じて21スピーカーが搭載された。

新システム、ヴィークルダイナミックコントロールモジュール(VDCM)がもたらすハンドリングと360°の車体制御により、すべての旅は「ダイナミックな快適性と忘れがたいドライビング体験を融合したユニークな冒険」へと変貌を遂げる。ドライブモードはコンフォート、GT、スポーツ、コルサ(トロフェオのみ)、オフロードが設定されている。

車名の「グレカーレ」とは「地中海に吹く強い北東の風」という意味をもつ。コンセプトとして“The Everyday Exceptional(毎日が格別)”と掲げているように、グレカーレは何気ない日常を素晴らしい時間にしてくれることだろう。



日本での価格は税込800万円代後半~を予定しており、6月上旬頃よりマセラティ正規ディーラーでオーダー受付を開始、日本でのデリバリー開始は2023年上旬を予定しているという。

また、グレカーレをご注文したカスタマーを対象に、グレカーレのデリバリーを待つ間に利用できるファイナンスプログラム「UNO Liberta(ウノ・リベルタ)」も用意されている。グレカーレがデリバリーされるまでの6~18ヵ月の間で契約期間を自由に設定可能。0%低金利と残価保証により、支払や下取りに関する不安を解消した「自由に新しいMaseratiに乗るチャンス」を提供してくれるプログラムを利用して、他のマセラティ車に乗りながらグレカーレの納車を待つ。そんな楽しみ方もできるのだ。

オクタン日本版編集部

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