2022年初のフランス・ヴァンセンヌの旧車ミーティングを訪問

Tomonari SAKURAI

旧車700台以上が参加するパリ横断。これを主催するフランスでも最大級のクラブがヴァンセンヌ旧車クラブだ。このクラブでは毎月第1日曜に、本拠地であるヴァンセンヌの街にあるお城に集まる。

ちょうど到着したポルシェ914。

1月のパリ横断がオミクロン株の影響で急遽中止になったので、今回の2月の定例ミーティングが今年初の集いとなった。天候が思わしくなく集まった車両も多くなかったのが残念だ。3月はこの定例会の後にレトロモービルがあり、さらに延期されたパリ横断も開催されるため大忙しになるとこのクラブの幹部の一人、旧車10台を保有するティエリー氏は話してくれた。ちなみにパリ横断が3月に行われるのは初めてのことだという。



サビサビの2CV が到着。「よっ!」と車から降りるオーナー。ルーフラックにあるパネルのPutain D’2CVの意味分かりますか?Putainは「くそ」など汚い言葉。先日マクロン大統領が公の場で使ったことで物議を醸し出した言葉。

Putain D’2CVのラゲッジスペースが延長されている。愛犬の居住スペースだ。

今回会場を回っていると、車好きでそれを写真に収めるのが趣味というムッシュが話しかけてきた。最近、誰がはじめたわけでもないのにパリのアンバリッド(ナポレオンの墓のある所)周辺に毎週日曜の午前中に車好きが集まるという。自慢のデジカメに収めた先週の写真を見せてくれた。最近のランボルギーニからシトロエン2CVなど車好きが勝手に集まってくるという。ちょっと面白そうだ。今度はそちらにも出かけてみることにしたい。

今回の定例ミーティングの写真はこちらにも多数掲載。集まった台数はいつもより少ないとはいえ、日本のミーティングとは違った雰囲気を写真でお楽しみいただければと思う。


写真・文:櫻井朋成 Photography and Words: Tomonari SAKURAI

写真・文:櫻井朋成 Photography and Words: Tomonari SAKURAI

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