集い、走る!アストンマーティンの魅力を再確認する夢のような時間

Photography:Masaya ABE

毎月第2日曜日に、テーマを決めて代官山T-SITE駐車場に集まるギャザリングイベント「モーニングクルーズ」は、自動車愛好家にとって定番のイベントとなっている。2021年12月26日にアストンマーティンジャパンの協力で開催された「モーニングクルーズスペシャル」には、約50台が代官山に集結した。

アストンマーティンのオーナーを中心に、多くのギャラリーが暮れの代官山へ集結した。招待・事前予約車両のほか、飛び入り参加の車両を含め、集まったのは約50台のアストンマーティン。

今回のモーニングクルーズスペシャルは「Drive & Lunch Meeting」プログラムがプラスされ、「ASTON MARTIN 108 WINTER MEET & DRIVE」として開催された。「108」とは創業108周年を意味している。第一部として代官山T-SITE駐車場でのミーティングを開催。そして希望者が表参道や青山、銀座といった東京の中心部をツーリングと、ランチを楽しむという趣向だ。

朝7時の駐車場オープンと同時に、待ち構えていたアストンマーティンが続々と入場。
現行型のアストンマーティンから、アストンマーティンオーナーズクラブジャパンの呼びかけで集まったヒストリックカーまで、多種多様な車両が駐車スペースへと収まっていく。DBXやヴァンテージロードスター、DBSといった最新モデルも展示され、その姿をカメラやスマートフォンを手にした人々が記録と記憶に残していた。

映画「007シリーズ」に登場する「ボンドカー」の代表格として知られるDB5は、1963~1965年に製造された。後年の映画にもたびたび登場している。アストンマーティンオーナーズクラブジャパン(AMCJ)会長の伊澤 裕氏は、このDB5を長年所有している。

参加車両の多くは1990年代以降のアストンマーティンが中心だったが、希少車のDB2やV8ヴァンテージ・ザガート、現在ではめったに見ることのないヴィラージュなども集まった。

開会にあたって、アストンマーティンジャパンのマーケッティングコミュニケーションマネージャーである谷田恵美氏より、アストンマーティンユーザーへの感謝とブランドヒストリーについて解説があり、続いてアストンマーティンオーナーズクラブ会長の伊澤 裕氏からアストンマーティンの魅力について語られた。

参加者には、イベント特製のオリジナルデカールのほか、身近な場所に貼付できるステッカーをプレゼント。熱々のコーヒーとショートブレッドも振る舞われた。ツーリング&ランチ参加者には、さらにアストンマーティン特製のサーモボトル入り巾着と、『オクタン日本版』Vol.36が贈られた。

イベント中盤にはアストンマーティンジャパン のダイレクターである寺嶋正一氏とモータージャーナリストの桂伸一氏によるトークセッションが開催された。

風格と荘厳さを醸し出すアストンマーティンのノーズがずらりと並ぶさまは圧巻。フォトジェニックなモデルが多いからか、多くの人が車の各部にファインダーを向けていた。

約1時間半のミーティングのあとは第二部へ。コース概要と注意点を確認したドライバーズミーティングを経て、各自が愛車に乗り込む。歳末の東京中心部を、約30台のアストンマーティンがずらりと連なってパレードする、ツーリングイベントだ。

コースはあえて首都高速を使わず、東京の名所をぐるりと網羅して台場へと向かうもの。まずは代官山から山手通りを北上し、富ヶ谷から代々木公園の豊かな緑と表参道の賑わいの真ん中を抜けていく。左折して国道246号を進むと、アストンマーティン東京とアストンマーティン青山ハウスが現れた。

青山通り沿いの「アストンマーティン東京」は、日本最大規模のアストンマーティンディーラー。最新モデルの展示車や試乗用のデモカーが用意されている。

アストンマーティン東京のショールーム前にさしかかると、ディーラースタッフの方たちが沿道から手を振ってくれた。

皇居と国会議事堂の間を駆け抜けるアストンマーティンの車列。冬晴れの空に、輝くボディが美しい。

三宅坂から外堀通りを通り、銀座の中心部へ。冬晴れの都心は穏やかな天候で、澄んだ空気が気持ちよい。賑やかな銀座・築地エリアを通り抜け、新しく作られた築地大橋から晴海方面へと駆け抜けると、オリンピック選手村だったHARUMI FLAGや豊洲の高層ビル群など、視界が近未来的な雰囲気へと一変する。

ツーリングのゴール地点は台場の「ヒルトン東京お台場」。事前招待された参加者とその家族に、季節の素材をふんだんに取り入れたコース料理が振る舞われた。最後は全員があつまっての記念撮影をもって解散となったが、参加者同士が愛車について想いを語り合う姿は、本当の自動車愛好家が集うアストンマーティンのブランドの力というものを感じさせた。

ランチ時間へちょうど間に合うように設定された約1時間15分のツーリングを経て、ゴール地点であるヒルトン東京お台場へ到着。

ショートトークセッションとして、元『LEON』編集長で『オクタン日本版』クリエイティブディレクターの前田陽一郎氏と『オクタン日本版』の堀江史朗編集長が、車やファッションの最新トレンドやムーブメントについて語った。


写真:阿部昌也 Photography:Masaya ABE

オクタン日本版編集部

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