クラシックカー界の2021年カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは?|第11回ヒストリック・モータリング・アワード受賞者発表【後編】

Octane



カー・オブ・ザ・イヤー
1934年アストンマーティンMkIIバーンファインド

最初のオーナーはイギリスの名優ラルフ・リチャードソンだが、その後は多くの車と同様の経緯をたどり、1962年にトニー・バブが手付金10ポンドの365ポンドで購入した。この金額は当時、ミニやフォード・アングリアの新車価格よりやや低いほどだった。アストンマーティンMkIIは、「ル・マン」を元に開発されたモデルで、これはその製造3台目と考えられている。1969年以降は、バブの納屋(文字どおりの納屋)で半世紀も放置され、最近になって日の目を見た。現在はエキュリ・ベルテッリのエキスパートが面倒を見ており、世界でも特にオリジナルなアストンマーティンといわれている。

次点
カー・オブ・ザ・イヤーは『Octane』の読者投票で決まる。2021年は、ヒストリック・モータリング・アワード授賞式の直前まで投票が行われ、史上稀に見るハイレベルな激戦となった。

1938年メルセデス・ベンツ540Kカブリオレ
ブレナム宮殿で開催のサロン・プリヴェでベスト・オブ・ショーを獲得した堂々たる戦前のメルセデス。

1979年アストンマーティン・ブルドッグ
ウィリアム・タウンズがデザインした1970年代のスペースシップ。アストンマーティンの技術を証明するため、最高速200mphを目指したが、8mph届かなかった。

1907年ロールス・ロイス40/50シルバーゴーストAX 201
最近、個人に売却され、コンクール・オブ・エレガンスで華々しく表舞台に復帰した。

1934年マーリン製エンジン搭載ロールス・ロイス ファントムII
ジェイ・レノが1934年ロールス・ロイスを元に造り上げた1台で、27リッターの航空機エンジンと6基のウェバー製キャブレターを装備する。

1950年アルファロメオ6C 2500ギア
ヴィラ・デステ、コンクール・オブ・エレガンス、ペブルビーチと、2021年に数々のコンクールを沸かせたユニークなアルファ。

1953年フィアット8Vコンバーチブル・ヴィニャーレ
ヴィニャーレが手がけたV8コンバーチブルはわずか2台。ユタ州で、放置されたボロボロの状態で発見され、4500の作業時間を費やしてレストアされた。

1954年フェラーリ750モンツァ・プロトタイプ
2020年のカヴァリーノ・クラシックとベスト・オブ・ベストのウィナー。トム・ペックの依頼でボブ・スミスがよみがえらせた。

1963年ACコブラMk1レストレーション
新オーナーのジョン・ケントの依頼を受け、ブルックランズ・モーターカンパニーがACのオリジナルの木型を使ってレストアした。

エマーソン・フィティパルディの1972年ロータス72
フィティパルディが最も成功を収めたシャシーナンバー7。正確にレストアされ、かつてのパイロットとの再会も果たした。

翻訳:木下 恵 まとめ:オクタン日本版編集部

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