スズキ株式会社相談役 鈴木修氏が、功績を認められ自動車文化の殿堂に|第1回 FIVA Heritage Hall of Fame Award

FIVA Ambassador Asia Office

四輪及び二輪のヘリテージ文化を守るため、ヨーロッパを中心に世界71カ国で活動を続けているFIVA(Federation Internationale Vehicules Anciens/会長:Tiddo Bresters)が、自動車の歴史において多大な影響を与えた人物に贈られる賞として『FIVA Heritage Hall of Fame Award』の受賞者を発表した。

FIVAは、1966年に設立されたクラッシックカーの保護、その文化の保存およびプロモーションを目的とした活動を行う非営利団体。現在は、世界中でその活動を展開しており、400万人にも上るクラッシックカー愛好家たちを代表する団体でもある。

FIVAは、UNESCOにより歴史的車両およびそれに関する文化的機関として認められている。2017年からはUNESCOの協議資格を持ち、世界各国で開催されるヘリテージカーイベントにFIVA並びにUNESCOが共同で後援を行っている。FIVAは、それぞれの国と地域を代表するANF(Autorité Nationale FIVA)という下部組織を有し、日本では1978年にCCCJ(クラッシックカークラブオブジャパン)がFIVAに加盟し、以来、日本を代表するANFとして活動している。

『FIVA Heritage Hall of Fame Award』の第1回目となる今回は、全世界から14名が受賞。そのうちアジア代表として、スズキ株式会社相談役鈴木修氏が受賞、2021年12月21日(火)にスズキ歴史館にて贈呈式が執り行われた。



授賞式の様子。左より杉田光一氏:CCCJ(日本クラシックカークラブ)委員、中村史郎氏:FIVA Heritage Hall of Fame Award 審査員、受賞者 鈴木修氏:スズキ株式会社相談役、清水正喜氏:FIVA Ambassador Asia、松下真理氏:CCCJ 委員

FIVA Heritage Hall of Fame Awardの選考プロセスは、世界中のFIVAクラブメンバーにより推薦された候補者群から、トリノに拠点を持つ統括委員会によって選考されたのち、さらに自動車文化に深い知識と見識を備え持つ外部有識者メンバーにより最終的に選出された。

今回受賞した鈴木修氏は、スズキ株式会社の代表取締役を40年以上務め、日本のみならず、インドやアジアを含め多くの国々で自動車文化の育成に貢献したこと、また経済的で高性能な小型自動車や魅力的な自動二輪車の開発、販売を通して同社をグローバル企業へと成長させた人物であることが受賞の理由となった。



鈴木修氏によるスピーチは以下の通り。


なお、今回は鈴木氏の他に日本からは小林彰太郎氏も受賞。その他、マルチェロ・ガンディーニ氏、ジョルジェット・ジウジアーロ氏、マウロ・フォルギエリ氏、カール・ハーンVW前社長をはじめとした計14名が同賞を受賞している。

オクタン日本編集部

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