1955年ジャガーXK140の窓ガラスに起きた悲劇|オクタンUKスタッフの日常レポート

Robert Coucher

つい先日、私の1955年ジャガー XK140を楽しんでいた時のこと。運転席側のウィンドウからワインディング・ロードを見下ろしていたら、大きな音がして、ドアフレームに窓ガラスが落ちてしまった。明らかにメカ部分の何かが剥ぎ取られるような、ものすごい音が聞こえた。ガラスを持ち上げてみたが安定せず、仕方なく落ちていた枝を突っ込んで固定しようと試みたりもした。



このハプニングのせいで、ハンプシャー州クランフィールドにあるスペシャリスト「トワイフォード・ムーアズ」へのドライブをする羽目になった。イアン・ミルズが店の中にたくさんのスペアと部品を在庫しており、必要なものを持っていることは分かっていた。ドアの外張りを外してみると、内部の機構は壊れていて、かなり良くない状況だった。壊れた部分を交換し、錆びていたウィンドウの支柱を含め、メカ部分はすべてオーバーホールとなった。これに加えて、助手席側のウィンドウも同じような状態だったので、これを機に一緒に修理してもらうことにした。



また、1年半ほど前からリアのSU社製キャブレターから漏れが出始めた。そのため、コルクのジェットシールを、より弾力性のあるゴム製のものに付け替えた。現代のエタノールの多いガソリンに耐えられるものだ。古いゴム製の燃料ラインも劣化していたため、それも新品に交換した。その後、フロントのキャブレターも同じ運命なのではと思っていたら、案の定、同じように漏れ出した。『Octane』読者でジャガーのエキスパートでもある、インディアナポリスのゲイリー・バートレットに相談してみた。すると、彼はアメリカ国内でもここ何年かの間、ガソリンに起因する同様の故障について何度も聞いていると言う。

ゲイリーは親切にもシーリングとキャブレターの最新情報を教えてくれたうえに、すでに送ってくれていたシーリング、ワッシャー、ガスケットを耐エタノール性の部品に交換してくれた。同時に、エタノールの侵食を防ぐために銅製のフロートをプラスチック製のものに交換してくれていた。



その後ジャガーXKは、ロンドンで学校への送り迎えや通常の走行に大活躍している。さて、次は何が起きるだろう。もしかすると、そろそろエアコンの手入れが必要かも…


文:Robert Coucher まとめ:オクタン日本版編集部

文:Robert Coucher まとめ:オクタン日本版編集部

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