写真で振り返る|今年のペブルビーチを席巻した跳ね馬たち

Ferrari

2021年夏。ペブルビーチに帰ってきたフェラーリは、数々の宝石のような名車を展示するのに加えて、新型のフェラーリ296GTBを北米で初公開した。



フェラーリ・モンツァSP1およびSP2は、すでにコレクターやファンの間で「ドリームカー」の地位を確立している。今年はウェザーテックレースウェイ・ラグナセと、ペブルビーチのコンクール会場である芝生の上に、現代の「イーコナ」であるV12バルケッタが40台近く集まり、夢のような世界が現実のものとなった。



この史上最大のフェラーリ・モンツァの“集合体”が、華やかかつ歴史的に重要なカラーリングを身にまとって並ぶ姿は圧巻の一言だ。クラシケに認定された傑作を含めたフェラーリの車両がコンクールの舞台に登場する様子を、今年のコンクール・デレガンスの名誉審査員を務めたデザイン最高責任者のフラビオ・マンゾーニ氏が、観客や跳ね馬ファンのためにライブストリーミングで解説した。

新型296GTBのデザインインスピレーションとなった1964年製のフェラーリ250 LMは中央に配置された。

フェアウェイ1の1番ティーグラウンドでは、ペブルビーチの「跳ね馬」の本拠地であるカーサ・フェラーリに隣接して、ポルトフィーノM、ローマ、SF90ストラダーレ、F8スパイダーといった現行のフェラーリが、フェラーリ812コンペティツィオーネとともに展示された。812コンペティツィオーネを実際にその目で見るのは初めてだという観客が多かったことは想像に難くない。



また、第70回ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの芝生には、映画界の巨匠ロベルト・ロッセリーニが所有していた有名な1954年フェラーリ375MMが、18番フェアウェイを彩るマラネロの名車のひとつとして展示された。2014年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでベスト・イン・ショーを受賞したこの375MMクーペは、戦後の車としては唯一この栄誉に輝いた車だ。



ここで載せきれない写真を画像ギャラリーにも多数掲載したのでぜひご覧いただきたい。モンツァSP1およびSP2がずらりと並ぶ様子などは必見だ。

オクタン日本版編集部  

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