ロールス・ロイス カリナンで移動した、アヒルの子たちの物語

Rolls-Royce

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ウェスト・サセックス州グッドウッドにある42エーカー(16万9968㎡)の敷地に、地元の野生動物病院で保護・飼育されている15羽のアヒルのグループ(うち7羽は兄弟)という、新たな住民を迎えた。



4月、母親がいないまま駐車場を徘徊しているところを警備員のジェームス・キャフリーが発見、数時間かけて遠くから監視していたが、母親は戻ってこなかった。専門家のアドバイスを受けたジェームズたちは、この迷子たちの生命を守るため、救出を決定した。慎重に捕獲されたアヒルの子たちは、地元のブレント・ロッジ野生動物病院に移され、無事に大人になるまで育てられた。そして、地元で保護された8羽のアヒルと一緒に、一家はロールス・ロイスの本拠地に戻り、製造工場の持続可能な冷却システムの一部である湖に移り住むことになった。

アヒルたちは、ブレントロッジからグッドウッドまでロールス・ロイス カリナンに乗って移動した。面白いことに、今後、ロールス・ロイスのデザイナー、エンジニア、マーケターは、カリナンの560リットルのラゲッジ容量を「リットル/ダック」というユニークな新しい単位で表現することを提案している。



ロールス・ロイス・モーター・カーズ コーポレート・リレーションズ部長 アンドリュー・ボール
「私たちは企業として、42エーカーの敷地を豊かな野生生物と共有できることを光栄に思っています。私たちは、植物、鳥、動物のために安全な生息地を提供するために多大な努力をしていますが、時折、本当に直接命を救うような機会があります。この物語は、私たちのビジネスに関わる全ての人々の心を動かし、このように幸せな結末を迎えられたことを嬉しく思います。また、ジェームズ・キャフリー氏をはじめとするセキュリティチームの皆さんの鋭い観察眼、機転の利いた判断、そして思いやりの心によって、アヒルの子たちを救出することができたことを祝福します」

ブレント・ロッジ野生動物病院 エマ・アシュクロフト
「ブレント・ロッジ野生動物病院は、病気や怪我、孤児となった野生動物のケアに精力的に取り組んでいます。毎年3500頭以上の動物や鳥を受け入れ、治療、ケア、リハビリを行い、本来の姿である野生に帰すことを目指しています。動物たちが野生に戻り、自然環境の中で成長していく姿を見ると、いつも信じられない気持ちになります。先日、ロールス・ロイスのチームが、母親の姿が見えないまま孤独な状態で発見された7羽の小さなアヒルの子(生後約48時間)を連れてきてくれました。私たちにアドバイスを求め、一定期間状況を観察した後、彼らはブレント・ロッジでより安全に過ごすことができると判断されました。数ヶ月間飼育し、野生に帰す準備を整えた後、彼らと数匹の仲間たちを、発見された湖に戻すことができました。湖とその周辺は、鳥たちにとって、自然の食べ物や隠れ場所がたくさんある、新しい野生の冒険を始めるのに最適な場所です。アヒルの子たち皆が、彼らの新しい、そしてとても特別な家となる湖や、庭の周りを初めて飛び回るのを見て、私たちの一日が本当に充実したものになりました」

オクタン日本版編集部

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