最高にして最後のミドシップエンジン!ロータス「エミーラ」がついにデビュー

Lotus

ロータス最後の内燃機関搭載車両となる「エミーラ」がついに発表された。エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの能力や特徴、技術に基づいて構築されたエミーラはロータスの飛躍的な進歩を表しており、ロータスカーズのマネージングディレクターであるマット・ウィンドル氏は「エミーラはロータスのゲームチェンジャーです。これはビジネスの変革、つまり私たちの進歩の具現化において、これまでに達成したすべてのビーコンとしての役割を果たしており、グローバルなハイパフォーマンスカーブランドになるための非常に重要なマイルストーンです」と述べている。ロータスのスポーツカーは1966年以来、イギリスのへセルで製造されており、エミーラは1億ポンド以上の投資を行った最先端の工場で生産され、伝統の「ハンドメイド・イン・へセル」を受け継ぎながらも、新しいプロセスとテクノロジーが取り入れられている。世界でのデリバリー開始は来年春となる予定だ。





エクステリアデザインはロータスのスーパーカー エヴァイヤの特徴を反映しており、スポーツカーカテゴリーでありながらエキゾチックなスーパーカーの魅力を提供している。エッジをシャープに仕上げたボンネットや、後部に向かって次第に引き締まっていくシュリンクラップされたキャビン、力強いリア周りに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントにエヴァイヤの影響は明白にみられる。ボンネットに組み込まれたベントは、エアロダイナミクスを最適化するためにエヴァイヤの構造から派生している。以前のモデルよりわずかに大きくなったロータスロゴをボンネットに配し、標準装備の縦型のオールLEDヘッドランプはロータススーパーカーに見られるウイングにインスパイアされたツインブレードデザインを採用している。

また、リア部にはロータスのワードマークが組み込まれたバンパーがボディカラーのパネルの上にあり、これもエヴァイヤからインスピレーションを受けている。各コーナーには、スリムなハイレベルブレーキライトでリンクされたフラットなC字型のLEDライトクラスターを採用し、ナンバープレート両側にツインエグゾーストパイプを収納し、ダウンフォースを補助するためにその下にエアディフューザーを備えている。







エアロダイナミクスは、1948年にロータスが設立されて以来、ロータスブランドの中心にある。これは、車両が路上でもレーストラックでも優れたパフォーマンスを提供することに密接に関連する哲学であり、 シンプルさがエミーラのコアとなっている。巧妙なエンジニアリングにより、車の重量配分とサスペンションジオメトリーに完全に調整された、すべての速度域でフロントアクスルとリアアクスルの間で正確にバランスが取れたパッシブダウンフォースを作成するクラスで唯一のモデルである。 これは、ダウンフォースが速度とともに増加し、コーナーで並外れたグリップを生み出すため、ハンドリング特性が一定で正確かつ予測可能なままであることを意味している。

エミーラには、2つのシャーシとサスペンション設定がある。ツアーは日常の道路での使用に合わせて調整されており、ロータスのダイナミックなパフォーマンスとハンドリングの最適なブレンドとより快適な乗り心地を提供する。 スポーツはオプションのロータスドライバーズパックで利用可能であり、より強化されたダイナミックケーパビリティとフィーリングのためにわずかに硬いサスペンションセットアップを提供している。

パワートレインは、2つのガソリンエンジンから選択可能となっており、テクニカルパートナーAMGとの2.0リッター4気筒ユニットと、エキシージとエヴォーラに搭載されている、特徴的な3.5リッターV6だ。 それぞれがロータスによって調整され、ドライバーのエンゲージメントを最大化するためのユニークで独特のキャラクターを提供している。

ロータスのインテリアは常にドライバー中心に考えられており、純粋な人間工学に基づいたデザインと、最も直感的に使用できるように注意深く配置された計器類を備えている。 エミーラもこれらの原則に従っており、手操作と視線移動が最小にできるモダンなコクピット環境となっている。ドアトリムと一体化し包み込むようなダッシュボードは、ドライバーが車と一体感を感じるようなまとまりのある感覚を生み出す。

ソフトにトリミングされたいくつかのインテリア内装があり、究極のスポーティさを伝えるプレミアムな英国の職人技を感じることができる。エミーラで利用可能な機能には、キーレスゴー、クルーズコントロール、雨感知ワイパー、電動格納式ドアミラー、リアパーキングセンサー(オプションでフロントセンサー付き)、自動防眩バックミラー、カーテンエアバッグ、ローンチコントロール(ロータスドライバーズパックの一部)、および盗難車両トラッカーが含まれている。ロータスは最初の議論段階から、エミーラを「日常使いできる」スポーツカーにしたいと考えており、長距離クルージングにおける総合的な快適性をサポートする使いやすさと実用性も備えているのだ。



ロータス エミーラ

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4412×1895×1225mm
ホイールベース:2575mm
車重:1405kg
駆動方式:後輪駆動
エンジン/トランスミッション:
2.0リッターターボチャージャー付き「i4」/DCT
3.5リッタースーパーチャージャーV6/マニュアルまたはオートマチック
最高出力:365‐405PS(360-400hp)
最大トルク:430N・m(43.8kgf・m)
価格:未定

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事